宛てなく行き交う人ごみに流されて
失くした彩りの価値を知る術はない
馬鹿げた幻想(ファンタジー)夢さえ退屈
/そんなものいらない
心を満たしはしない現実(リアリティー)
/やめて、せかさないで
声にならぬ叫びは風に乗り
/もうなにもわからない
遥か彼方 真理(こたえ)は霧の中
/このままじゃだめかな

籠の中 鳥は仰ぐ空を
知らないまま朽ちてゆく

夜道で繋いだ君の手が温かで
零れた涙はこの手には還らない
馬鹿げた幻想(ファンタジー)夢を見させて
/いつまでもさめないで
突きつけられる醒めた現実(リアリティー)
/りあるなんていらない
伸ばした手は届くこともなく
/なみだがあふれて
“キミ”という希望(ひかり)さえ奪うか
/もうなにもみえない

籠の中 鳥は仰ぐ空を
知らないまま朽ちてゆく
籠の中の鳥 仰ぐ空も
知らず朽ちる幸福(しあわせ)か
知らず朽ちるは残酷(あわれ)か

宛てなく彷徨う その現実(こたえ)は夢の中

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夢幻輪モラトリアム

タイトルは「ムゲンループモラトリアム」と読みます。
応募用に書かせて頂いた詞です。
“ばかげたファンタジ夢さえ退屈”という指定の数行から想像し、あとは曲の雰囲気で脚色といったところでしょうか…。
まぁ、その指定の一行すら脚色してしまいましたが((笑。
こんなのはいかがでしょうか^^

【歌詞解説】
退屈な日々に実感がない現代らしい虚無感。でも焦りはないわけじゃない。弱さだと思いつつも誰かに傾いてしまう。それはいつまでも許されることじゃない。大人になるって何?周りに置いていかれる焦燥感が絶望にすり替わる。答えはどこにあるんだろう。自分って、何なんだろう。
というありがちなモラトリアムな感じを、レールの上の人生を歩く主人公(貴族)という設定で脚色してみました。

閲覧数:248

投稿日:2011/04/26 22:47:31

文字数:423文字

カテゴリ:歌詞

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