あんた恋しと 泣くのには
今夜の月 明るくて
酔いつぶれた帰り道
あたしの心 雨が降る

何も見えない 路地裏で
息を殺し抱き合った
身をひそめて暮らすのは
あたしら得意のことだもの

どこか似ている 臆病すぎるの
心の灯りは いつから消したの

所詮あんたはウソつきだって
怒鳴りちらした帰り
男と女のよくある話
誰も気にしちゃいないわ
今夜は ひとりで


午前3時に何処へやら
怪し影が動き出す
鼻埋めて 引き留めた
煙草の匂いのキツいシャツ

誰もほんとの名前を知らない
表の顔かも裏なのかも

その日暮らしの野良猫みたい
渡り歩いて何処へ
隣の席から聞こえた話
声をかけたらどうなる
今夜は酔ってる

今夜もひとり
今夜もひとりきりの夜になるわ



その日暮らしの野良猫みたい
渡り歩いて何処へ
あてなら山ほど出てくるハナシ
風邪をひいても困るわ
帰るわ


所詮あいつはウソつきだって
怒鳴りちらした酒場
男と女のよくある話
少し大目にみてよね
今夜は酔ってる


その日暮らしの野良猫みたい
渡り歩いて何処へ
あてなら山ほど出てくるハナシ
風邪をひいても困るわ
今夜は帰るわ