【Aメロ】
電車に乗り込み座席に座る
ふと顔をあげると結露で自分の顔が見えなかった
ここにいる人たちにとって自分は見えていないのか
なんだか怖いようなほっとしたような
ヘンな気分になった
【Bメロ】
携帯を忘れた
そのことに気づいたのは改札を通った後で
別に必要ないかとホームへ向かった
今になって後悔する
情けないぐらい暇だった
【サビ】
無数の広告
揺れるつり革
流れる風景が切れ
電車がトンネルを抜けてゆく
【B2メロ】
ふと上着のポケットに手を入れると
いつ入れたのか覚えがない流行りの終わった音楽プレイヤーとイヤホン
ちょうどいい暇つぶしができたと早速再生する
昔の僕と目があった
【サビ】
たわいのない会話
部活帰りの少年達
そう遠くない僕の思い出
懐かしいメロディーが流れる
【Cメロ】
励まされたり憧れたり
ちょうど一駅分のこの音楽に学生時代が詰まっている
そうか僕はと、あの頃の気持ちを思い出す
【A2メロ】
顔を上げると僕がいた
結露は消え自分の顔がはっきり見えた
流れる風景に溶け込まない歪なそれは
「自分はここにいる」と主張していた
【サビ】
たった170円の切符代
これから向かう駅へ
たった十数分のこの時間
何も語らない電車に揺られる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

train

今日電車に乗って窓ガラスの自分の顔にちょうど結露ができてたんです。
なんか自分が存在してないみたいで怖くなりました。

普段は聞かないんですけど今日は電車乗るとき音楽聞いてて、そのことも合わせて書いてみました。

閲覧数:138

投稿日:2012/11/11 23:07:56

文字数:531文字

カテゴリ:歌詞

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