大学生 アイコン提供:reer様
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街を歩いていた
前に人が歩いていた
サラリーマンのおじさんで鞄を片手に歩いてた
当たり前のようにこの道をあるいてた
だからぼくは右に曲がった
人と同じ道を歩きたくない
あの人と僕は違う
この人と僕の人生は違う
向かう場所も夢も目的も
小さいころから思ってた...足跡
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とんだペテン師野郎だと笑うやつがいた
僕の夢を語ったら現実を見ろと怒られた
ピアノの鍵盤には白と黒がある
僕は左から三番目の音だというやつがいた
その音は低く耳障りな音だった
夢と現実は何が違う
僕の中では確かに存在する
存在するから追いかけられる
現実は左から三番目でも
どんなに低くて醜い音でも...三番目の音
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さようなら。
遠い昔の記憶がよみがえる。
僕は、遠い昔この桜の木の下で誰かと別れを告げた。
久しぶりのふるさと。ざっと30年ぶりだろうか。
あの頃よりだいぶ家が増えたが、それ以外はほとんど変わっていない。
川も森も田んぼも空気もあのころのままだった。
さようならを告げた後、僕はこの村を去った。
理由...桜の木にて君を待つ
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寒くても雪は降らない
暖かくても太陽は見えない
私の目にはいつも何が映っているのでしょうか
アスファルトの色はわかるのに
今日の空の色はわからない
いつまでうつむいているつもりですか
そろそろ上を見上げてみませんか
これは私の体験談ですが
視線をあげるといつもの道が違って見えますよ
道に植えてある木...前置きが長くなりましたが
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【Aメロ】
電車に乗り込み座席に座る
ふと顔をあげると結露で自分の顔が見えなかった
ここにいる人たちにとって自分は見えていないのか
なんだか怖いようなほっとしたような
ヘンな気分になった
【Bメロ】
携帯を忘れた
そのことに気づいたのは改札を通った後で
別に必要ないかとホームへ向かった...train
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時々無性に泣きたくなる時がある
だけど泣けない
感動する小説を読めばいいのかと思った
感動する映画を見ればいいのかと思った
だけど泣けないのはなぜだろうと考える
そんなこと言って
一年に一度ぐらいふとした瞬間に涙があふれることがある
友達の何気ない一言に
久しぶりに聞いた母の声に
一小節ののメロディ...なくなくなくなく 泣け
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扉を開こう そこに光があるから
窓を開けよう そこに空が広がっているから
手をつなごう そこに温もりがあるから
君を待とう それしか僕にはできないから
三月のある朝君は僕の前からいなくなった
二月に結婚の約束をして
一月に一緒に暮らし始めた
十二月にはレストランで夕食を食べ
十一月に手をつないで散歩...妄想空想少年日記
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ヘッドホンを耳に当て道なき道を歩いてく
そこから流れる曲はどこかの国の誰かの曲
言葉もわからないくせに何百回と聞いている
知らないことが多いから知らなくちゃいけないとだれが決めた
生きていくのに必要なのは呼吸する勇気だろう
胸の心臓は勝手に動く
呼吸が唯一操作できる
生きるか死ぬかの選択肢
ヘッド...ヘッドホン
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生活習慣見直して今年はアイスを我慢する
そんな決意をして外に出る
太陽さんこんにちは
あらやだお肌が焼けちゃうわ
日焼け止めを取り出す手の爪は
ラメの入ったピンク色
スカイブルーの絵の具を取り出して
キャンパスに色を塗りつけた
今年もやっと夏が来る
待ちに待った夏が来る...スカイブルーで色づけを
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[Aメロ]
団扇をあおいで見上げた空はまぶしいくらいの青空で
風鈴を団扇で煽ぐと静かに揺れて綺麗な音を響かせた
[Bメロ]
夏の夕日は切なくて
入道雲は大きくて
麦わら帽子は夏のにおい
[サビ]
海より青い大空に抱かれて
僕は紙飛行機を飛ばすんだ...紙飛行機と夏空
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信じてくれる人がいる
支えてくれる人がいる
自分にとってその人はかけがえない存在なのに
その人にとっての自分はどうなのか
考えても答えは出ないのに
ときどきふと考える
一瞬できた沈黙の間に
話を聞いて相槌をうつ瞬間に
「おやすみ」とメールを打つときに
聞きたいと思った...恋文なんて書けないから
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太陽の反対は月ではない
あなたの言葉には裏がある
あの人は私に言いました
君は月のように醜いと
だから私は笑ったのです
あの人は私にうそをつきました
だから私は歌ったのです
あの人は私に言いました
流れ星が綺麗だと
もう少しだけ手を伸ばす...月が出る朝
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部屋にひとり
パソコン開いた夕飯時
照らす夕日に目を向ける
細めた目に光はない
エレベーターにのってふと
押したボタンに目を向ける
指が押したの何階だ
ずっとずっと
きっときっと
空に浮かんだ月を見る...見ていた光これからの僕