ー歌姫は、充実した日々を過ごしている。
多くて長い髪の毛をツインテールにして、
ヘアバンドで止める。
彼女は.....初音ミク。
「んー、今日もいつもの朝!
大好きなお日様だぁ!」
何を暖気なことを抜かしている、とは
思うかもしれないが、ミクにとっては
これが普通なのだ。
親は居ない。
高校生ではあるが、なんとか
独り暮らししている。

今『独り』とは言ったが、
あたしにはちゃんと「友達」という
持つべきものが在る。
「ミクー!!」
「リンーっ!
遅れちゃったぁ??」
「うんう、そんなことないよっ」
鏡音リンは明るい笑顔を振りまく。
リンは高2で、ミクは高2。
そして.....
「うっす。」
「遅いよ、レン。」
ミクは優しく問い掛けるように鏡音レンに言った。
「ごめんってば。
んじゃ、行くか。」
レンも高2だ。
いつもこの3人で登校している。
冷たい風が、3人の髪を揺らす。
いつもの日々で、いつもの歩幅。
いつもただただ歌うことだけ考えてきた。
ー高校生であり、歌姫。
でも....いくら歌姫でも恋をする。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

DIVA days1 【いつも通り】

恋しちゃうのかなー!!!

閲覧数:61

投稿日:2010/11/14 11:11:43

文字数:459文字

カテゴリ:小説

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