君はまだあの虹を編んだ空を覚えてるかな
もう何も望まないなら僕のここには
何も残らないんだろうけど
空蝉が空を泳げるようになるのは
とてもまだ早かったみたいなんだ
唱えられる呪文には限りがあって
呼びかける声の色には青がかかる
深い静かな冷たさを横目に
重い命の温かさを感じれたら
そんな思いさえも信じなかったら
きっとあの場所にはいないだろうな
その笑顔が色褪せないでいて
君と一緒に笑えたのなら
心の隅っこから手を伸ばせる気がして
消えないようにした僕の
紡いだ欠片が心になっていくよ
思い出も白い都市も忘れないように
勿忘草に祈って
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