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遠い青を思い返そう 淡い空と鈍の海とを
陰る夏に枯れ木の山 どれも嘘にならなかったな
最後の夜に口笛吹いて 焚火に思い出を組み上げる
そんな君を僕は見た
君の好きな花 勿忘草は
この青い惑星に 咲いた花
さよならだ 青いそれとは
君の涙で生き永らえ
青い空が懐かしくて 君は少し憂いた目をした
海のよ...ワスレナグサ
靴屋 結
君はまだあの虹を編んだ空を覚えてるかな
もう何も望まないなら僕のここには
何も残らないんだろうけど
空蝉が空を泳げるようになるのは
とてもまだ早かったみたいなんだ
唱えられる呪文には限りがあって
呼びかける声の色には青がかかる
深い静かな冷たさを横目に
重い命の温かさを感じれたら
そんな思いさえも信...虹を編む
抹茶丸
月が揺らめいて花は散ってしまった
僕らの恋文も
知らぬ間に事切れた
遠い日の心覚え
辿り着いたのは邯鄲の夢
美しいほど残酷な君の髪が揺れる
もう君には逢えないんだな
仄に薫る君の想いも
手を伸ばせば届くのに
何も言わずに居なくなった...勿忘草
vivi
空に浮かぶ雲 見上げ
風は優しい 夕凪
君は草を握りしめ
僕を見て 微笑んでいた
「この先ずっと、一緒にいたい」
切なげな笑みを 照らす夕日
あのとき君を見れなかった
そんな僕の弱さが情けないんだ
僕らを照らす 夕日の赤さを
僕と君と見てたんだ ずっと...勿忘草
黒夜
それは小さく青い花 君の涙でできた花
君は忘れないでと言って その花を僕に預けた
握りしめた手 こんなに小さかったなんて知らなかったよ
僕は立ち竦んでいる 足もとには青い花
結局君に好きと言えないまま
言葉は空へ
それは流れる小さな川 僕の涙でできた川
君は忘れないでと言ったけど 言われなくても忘れ...ぼくはきみへ
椎乃
「Vergiss-mein-nicht!」(読み:フェアギス・マイン・ニッヒト/日本語訳:僕を忘れないで!)
キミは知ってる? 悲恋伝説
昔 一人の 騎士がいたそうな
人気のある お人でした
そんな彼が 好きになった
ある娘がいた 綺麗だった
彼は 娘と 愛し あって
ある娘と 彼は 恋人同士
とて...勿忘草
しなき