何が本当で嘘か　分からなくなってきた
疑心暗鬼で踊る百鬼夜行
手招く誘惑に釣られて堕ちていく
こりゃ巧妙な手口だ

たかが一回二回そこらじゃ変わりません
見た目仕草からじゃ分かりません
「騙される方が悪い」
大義名分のもとに　生き血を啜る

化け狐が出るぞ

夜に出で欲を貪る
人の姿をしてる化け狐
いつも君を見つめてるよ
油断した　その足元掬う

誰が為　自分の為に
埋まらない虚しさを贄にして
浮き立つ心抑えながら
嘘にまみれ

さぁさ　音頭をとって意味ない宴
晒せよフェイク　突貫のメイク
気付くかないうちに奪われ
慌てふためくの嘲笑う

もはや一切合切終わりにしておくれ
飽き飽きしてるからやめとくれ
罪や罰の類　来世への手土産
寄っておいで

君の甘い仕草が僕の本能揺さぶってくるから
自己嫌悪と快感の狭間で
戻れなくなってんだ

夜に出で欲を貪る
人の姿をしてる化け狐
いつも君を見つめてるよ
油断した　その足元掬う

誰が為　自分の為に
埋まらない虚しさを贄にして
今宵も手に掛ける

君泣いたひらり紙吹雪
うつつ抜かす　美しい横顔
その心が欲しい　だけどなんで　なんで
届かないの？

騙す事でしか生きられぬ
人の姿した化け狐
本当の姿を見てよ

笑ってる有象無象に
性懲りなく今宵も牙を剥く

夜に出で欲を貪る
人の姿をしてる化け狐
いつも君を見つめてるよ
油断した　その足元掬う

誰が為　自分の為に
埋まらない虚しさを贄にして
浮き立つ心抑えながら
嘘にまみれ　君と共に沈む