街の片隅に物売りがいる
声を張り上げて何か売っている
人は忙しく通り過ぎてく
物売りの声が響いているよ

イリマセンカ オヒトツイカガ
物売りの声 響いているよ

市場は今日も人だかりができ
食料や日用品を売っている
物売りは隅で花を売っている
誰も買わない名もなき花を

イリマセンカ オヒトツイカガ
ネエ、ソコノヒト オハナハイカガ

空しい叫びは何処へも行けず
街の広場に渦巻いている
そして人は流されていく
街の広場で渦巻いていく

ほら聞こえるよ 山の向こう
神々の歌 聞こえてくるよ
残酷な神 歌っているよ

街の片隅で物売りは死ぬ
人は気付かずに通り過ぎてく
日が落ちた街に灯りがともる
物売りの花を誰かが踏んだ

ほら聞こえるよ 山の向こう
残酷な神 歌っているよ

誰も知らない物売りが死に
誰も知らない花は朽ちる
神の救いを誰も信じず
山の向こうで死体が腐る

ほら聞こえるよ 山の向こう
乾いた声の 神の賛歌


残酷な神は花を買うよ
あの物売りの名もなき花を
それを学者に見せびらかして
「新種」と偽り人を惑わす


残酷な神の賛歌が響く
そして神はあの花を買う
残酷な神の賛歌が響く
そして彼方もあの花を見る

残酷な神の賛歌が響く
そして私も あの声を聞く

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  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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【鏡音リン・レン】残酷な神々の賛歌

閲覧数:180

投稿日:2017/11/25 03:21:51

文字数:582文字

カテゴリ:歌詞

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