7月13日月曜日 雨 -学校にてー
レン「リン…こないのか…まぁあんなやついいや」
たったあれだけ、されどあれだけ。レンにとっては本当に嫌な物だったのだ。
レン「…やっぱり悪かったかな…今日謝りに行こう」
ーリンの家の外にてー
ピンポーン
レン「リン~~~。まだ怒ってるの?」
…ピンポーン……ピンポーン…
レン「リン?」
ガチャ。後ろからドアが開いた音がした。思わず振り返ってしまったレン。
レン「リン?」
隣のおばさん「あら、レンちゃん。リンちゃんならもう引っ越しちゃったわよ?」
レン「え?」
隣のおばさん「知らなかったの?…でも私たちにも連絡先とか教えてもらえなかったしねぇ…言いたくなかったのかしら?」
レン「そ…そんな!?」
雨がレンの体温を徐々に奪っていく。自分のしたことに後悔するレン。その悲痛な叫びは雨に掻き消されて聞こえなくなって言った。
-レンの家にてー
レン「くそっ!どうすればいいんだ!?」
苦痛の果てに自分を責めだすレン。
レン「ボクがあんな事を言わなければちゃんと話してくれていたかもしれないのに!」
時間だけが進んでいく。あたりは橙の空から漆黒へと移り変わろうとしていた。
レン「…あそこに戻ろう」
一点だけを見つめたレンはあの場所へ向かった。
-遊園地にてー
レン「リンー!いないの?リンー!」
手当たり次第に探すレン。
レン「リンー!…あ…ここは…」
レンがきたのはリンと最後に会った場所だった。
レン「リン…。ごめんな。ボクが…ボクが悪かったんだ。たったビックリ箱一つで…」
雨の空に向かい懺悔をするレン。
レン「…?」
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