「・・・リンちゃん?・・・咲だけど・・・久しぶり。今日はね遊びに来たの。・・・ね、入ってもいい?」
あたしは驚き怖くなって叫んだ。
「・・・・い・・・いやだっ!開けちゃダメ!!」
「・・・え」
ドアの向こうから戸惑いの声が聞こえた。
「何で・・・?」
・・・・3人とは顔が合わせづらいとは口が裂けても言えなかった。
ましてや、3人を傷つけた<犯人>だと知られてしまえばもう、前のように一緒に笑い合えなくなる。
でも、いつまでもこうして引きこもっている訳のはいかない。
・・・あたしは探偵リン。例え犯人だろうと何だろうと堂々と向き合ってみせる。
・・・・・探偵リンである限り。
あたしは、ありったけの勇気を集めてドアを開けた。
キィ・・・
ドアは微かに音を立てて開いた。そこには驚きで固まった咲と斬と悪亜がいた。
「・・・リンちゃんっ」
咲は嬉しそうに言って、こっちに駆け寄った。
・・・・もうこんな顔見れないんだな・・・。
そう思うとなんだか泣きそうになる。・・・でも言わなきゃならない。
だってあたしは・・・探偵リンだもん。
「・・・来ないで」
冷たい声で言った。・・・言ったような気がする。でもあたしこんな冷たい声出せたっけ?
・・・あたしじゃなくて・・・<博士>の声だ・・・・・。
「・・・っっ」
咲はビクっとして言った。
「・・・リンちゃん・・・?」
あたしは咲のおびえた顔を見た。<博士>としてのあたしに対する表情だと思う。・・・そうだよね、咲ちゃん・・・。
「・・・話があるの。・・・入って」
口が<博士>としてのあたしの口調で言う。
・・・・さぁて、今から<タネあかし>するよ・・・。
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ゆるりー
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