一人ぼっちのお祭りに
お前を導く少年の声

夜空に咲いた花々を愛でながら
誘われる道標 手を伸ばす
騒ぐギャラリーのなかで咲き誇る
見事な一輪の華 抱きしめよ

君は哀れな子だろう おいでと
足音を追うまにまにたどり着いたのは

お一人様お導きに 捧ぐ贄と成れば
お前もやがて可憐な花となりうる
お一人様お客様を 手と手つなぐ輪廻
厳かな空気に呑まれ意識は途切れゆく

夜空へ散った花々を眺めても
誰も気付かないでしょう 消えること
微かな鈴の音を幼き子等は聞く
大輪の美しき花 舞い踊れ

一年に一度の祭りの日は
とある伝説が一人歩き 神隠し

お一人様召し上がれ 目を閉じて感じるのは
流れる血潮の旨きこと 美酒となり
お一人様さようなら 少年の妄想(ゆめ)は
枯れていく花のように時は刻まれゆく

今年もまた誰かが消えた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

神隠し弐

夏っぽい雰囲気に仕上げてみました。

閲覧数:50

投稿日:2012/07/27 09:14:03

文字数:363文字

カテゴリ:歌詞

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