#「変わらない毎日の一日」
八月も終盤
夏本番はすぎたのだろうか……いや、まったくそんな感じはしない
今日も私の家に幼馴染のグミがゴロゴロしにやってきた
「なぁ、グミ……なんで、わざわざ私の家に来るの?」
「え?だって、リリィの部屋にはエアコンあるじゃん」
当然のように私のベッドの上でグミは横になりながらそう言った
「いやいや、グミの部屋にもあるでしょうが?」
「でもさ、電気代かかるでしょ?」
「当たり前だ!!ってか、私の部屋のはいいのか!」
まったく……勝手なやつだ
でも、彼女には悪気がないのだからどうしようもない
「エコだよ、エコ!ここにいれば、一台分の電気代でいいでしょ?」
「ふーん……じゃ、電気代、半分持ってくれるんだね?」
「あああああ、きーこーえーなーいー」
耳に手を当ててグミは私の話をなかったことにしようとしている
「まったく……まぁ、いいけどさ……」
「そそ、地球の環境にも、私の財布にも優しいのがエコだよ!」
「いや、それは違うと思う」
グミほど気楽に生きられたら……そう思ったことは一度や二度じゃない
「ねぇ、リリィはさ、誰か好きな人いないの?」
「ぶふっ!!え、ええ、あえ、ええ?!なんだよ急に!」
私はその手の話が苦手だ
「ああ!その反応はいるなぁ!だれだれ!教えなさい!」
「いない!いない!わ、私にはそんなのはいない!」
私は顔が熱くなるのを感じた
「ふぅん……じゃあさ、私が立候補してあげようか?」
「はぁ?」
でたよ……グミの得意技というか、私をからかうのが面白いらしい
「じゃ、けってーい!今日から、リリィは私の彼氏ね?」
「勝手に決めるな!…………いや、っていうか、私、男じゃないし!」
なぜ、私が彼氏なのだ……せめて、彼女だろう…………いや、問題はそこじゃない!
「でもでもー、私、リリィはすっごく魅力的だと思うよ」
ニコッと笑うグミ
ああ……確かにグミがモテるのはわかるな……
「うっさい!私をからかうな!」
「あーん、からかってないよー」
そういいながら、ふざけて近づいてくるグミ
「だぁぁぁぁ!だから、くっつくなって!いつも言ってるだろう!」
「うん、言ってるね。だけど、くっつくよ!リリィのこと好きだから!」
…………やばい……今のは不覚にもドキッとしてしまった
「あ、ラブの意味じゃなくて、ライクのほうね」
「わかってるよ!しかも、それ前にもきいたし」
まったく……どうしてこんなにも恥ずかしげなくそういうことが口にできるんだろうか
私もグミのことは好きだ
けど、とてもじゃないが、口には出せない
「あれれ?そうだっけ?……まぁいいや、それよりもおなかすいたー!」
「それよりってなんだよ!!」
なんか、腹立つな
「あれ?リリィはお腹すかないの?もうお昼ご飯の時間、とっくにすぎたよ?」
「そ、そりゃ……すいているけど……」
意識したらお腹すいてきた
「じゃじゃじゃ、ケーキ食べにいこ!私がおごるよ?」
え、昼ご飯にケーキ?…………いや、問題はそこではなく……
「ど、どうしたの?グミがおごるだなんて……エコはどうしたのよ?」
「今日はいいの、特別だから!」
特別?……何が?
「だって、今日はリリィの誕生日でしょ?だから、そのお祝い」
ニコリと笑うグミ
それを見て、私はふっと笑った
そういえば、昔から彼女はとぼけた奴だったけど……一度も私の誕生日だけは忘れなかったな
「リリィ、誕生日おめでと!大好きだよ!」
「あ、後半はいらないです」
「ええええ!なんでよ!私の愛の告白なのに……しゅん」
思いのほか、悲しそうにするグミ
「わかったわかった……わ、わ、私も、す、好きだよ」
「わああああ!リリィがデレたあ!!」
「あああもう!!うるさい!!」
端からみれば、何やってんだこいつら……だと思う
けれどこれが私たちの形
そして私たちの中で通じ合えれば、それでいい
【リリィ誕】変わらない毎日の一日【byしるる】
気づいた人は気づいたかもしれませんが……
私が六月のグミ誕の際に書いた「いつも通りのいつも」の続編というか、今度はリリィの誕生日バージョンですねww
前回のグミ視点と今回のリリィ視点で、お互いがお互いをどう思っているかがわかるというw
私、結局、この二人の絡みが好きなんだなぁと感じたww
ふわっふわのグミちゃんと、少しかっこいいリリィちゃん
この二人を主人公にして、何かかける気さえするww
ただし、基本話は進まない←
グミちゃんの誕生日の時の話↓
http://piapro.jp/t/OwVr
コメント1
関連する動画0
オススメ作品
深い不快 型に嵌められ苦しむ虚像
時代錯誤の裏の裏
深い不快 腐りで繋がる愚者の未来をknockout
社会の枠から外れた鬼の子
枷を断ち切り脱走兵
辿り着くのは流刑場
盲目の彼方狂った猿人
僕は彼を餌にした
深い不快高鳴る鼓動アノ日の記憶が甦る
咎人故の残虐行為 人類故の食物連鎖...ヴ樂心的外傷@com

碧ノ孤
作詞作曲すぐる
人は自分の事しか考えない
そして僕も自分のことしか考えない
考えたことなかったね
みんないっぱいいっぱいなんだろ
アーナーキ ガイア 誰か助けてよ
こんなとこに生きたくないよ
お金や宗教じゃ人の心は買えない
考えたことなかったね
僕の誇りは僕に生まれたことさ...ガイア

sugurtu
あなたに会えなくなり 何度も朝を迎え
次第に思い出すこともなくなりました
当たり前も温もりもなくなった世界では
「明日の天気は」そんなことどうでもよくて
全てが夢なら 馬鹿げた夢なら
覚めたらあなたの隣ならいいのに
全てが夢なら たまに見る悪魔なら
頬に垂れる滴を優しく拭ってくれたらならいいのに曲にならなかったもの

あんバター
Where are you(あなたはどこにいるの?)
凍える夜
また名前を呼ぶ
キミはもういない 触れることもない
指切りをした あの日の約束は
破られはしない 叶うこともない
伸ばした指先届け この闇を切り裂いてよ
Where are you ねぇ いつだってそう
大切なものを失って
開いた穴は埋...死ノ淵デ歌ウ頃

のの
動き出す静寂から 少しずつ回り始める
交差した白と黒 混ざり合い惹かれあう
目を逸らせない 躍動する意思 思惑は誰を?
指名 指令 視線 死線 潜り抜けて夜を満たす さぁ、準備はいいかい?
秘密を知る鍵は パンドラの背徳を示す
交わる切っ先 湧き上がる破壊衝動
Waiting Waiting あなた...衝動×パンデモニクス

ぽりふぉ PolyphonicBranch
約束したわけでもないが、私が友達のクラスへ迎えにいき一緒に帰るのが、いつものルーティンだった。
先生や知人とすれ違うも、積極的に挨拶はせずに、友人とお喋りを続ける。
そしていつも、1つの自転車に変わった乗り方で乗るカップルに追い越されていく。
友「不思議な乗り方してるよね。」
それは、特に興味もなさ...帰路

あんバター
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想
ゆるりー
ご意見・ご感想
「なんか前に見たような…」と思ったら、対になってたんですねw
デレるリリィちゃんがかわいいですw
そしてグミちゃんは相変わらずだ!←
2013/08/27 01:19:32
しるる
対というか、二か月後の二人ですねww
でも、二か月前と大して変わっていない!と、いうのがポイントです
2013/08/28 20:33:09