煌めく水面の蒼に
私はまだ貴方を知らない
過ぎ去る日々は一人で
記憶だけを抱きしめて待つ
影を追いかけて走った
果てしない迷宮(ラビリンス)で
愛しさだけを私に残して
貴方は何処かで静かに眠る
貴方が私を呼ぶなら
どこまでも駆けます細い脚で
貴方が私を呼ぶなら
どこまでも沈みます軽い体で
置き去りにされた純情が
この腕を、この首を縛る
貴方に届くはずもない声は
海に潜って泡となる
指をすり抜ける白い砂は
風に運ばれて消える
囁く声に振り向いても
水平線には何もない
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あの日の君は幻
(どこにいるのと問いかけても
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ぽろぽろと零れる雫は
貴方の姿を溶かしてゆく)
貴方が私を呼ぶなら
どこまでも駆けます細い脚で
貴方が私を呼ぶなら
どこまでも沈みます軽い体で
君と私を隠したまま
海は遥か未来を揺らして
静かに何事もなく
今日も変わらず眠る
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