月の下で傍観をする

空に浮かび上がる星も月も　
四角く切り取って私だけのもの
ゆらゆら揺れるカーテン
赤くなった頬をくすぐってる

私は今日もゴキゲンで
雲もある星空を眺めてる
月に走っていたあの人も
こんな気分なのかもしれない

月の下で傍観をする
触れることもなくただ見てる
月の下の傍観をする
何の影響も与えない

月の下の傍観をする
とっても風が気持ちいいから
月の下で傍観をする
他人の背景を想像する


自分の縄張りを快適に整える
思い出してあー！ってなって
自分の手が視界一杯
顔を扇いで大きいため息

窓の外に視線を移すと
月の反対に歩く人
抱えてるものは似てるかも
頬が緩んで力が抜けた

いつもゴキゲンで居たいけど
私にも色々あるからさ
だから月を見て備える

月の下の傍観をする
寄り添いはできないけど
月の下の傍観をする
ルーティンは落ち着くでしょ

月の下の傍観をする
比べて探して同調して
月の下の傍観をする
私の心はルーティン

月の下で傍観をする

グラスが空になって
満たされた何か
そろそろ窓は閉めておこう
カーテンを閉めて世間と離れて

月の下の傍観は終わり
もう大丈夫　眠ってしまおう