からっぽのグラス 水を注いだ
水とガラスは混ざりあわない
そんなグラスはいらないと床に落とした

陽の光はまぶしくて いつも影の中を歩く
街の音が耳を裂くから
聞こえぬようにふたをするのだ

遠い雲の隙間の蒼
綺麗なものに手を伸ばしていた
何かあると思っていた
何もなかった

本当に欲しいものはいつも
檻の外 手は届かない
この檻は壊れない
ガラスは壊れるのに

籠の中で暴れるのは疲れました
傷がないところがない
陽の光は僕を焦がすから 目も耳もふさいでしまおう

どっちつかずのグレー そんな自分が許せなかった
ぬるま湯の中で 首が絞まっていく

僕がそこにいてもいなくても
世界は当たり前に回っていく
僕の声も僕の言葉も届いてない
最初から

本当に欲しいものはいつも
この手では 指先すら触れることはできない
だから意味なんてないんだ

沈む 沈んでゆく 暗い暗い水の底
もう光は見えなくなった
やっと 混ざりあえる

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【歌詞】鏡音レンオリジナル曲「凡才のノクターン」

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投稿日:2025/12/28 20:54:48

文字数:413文字

カテゴリ:歌詞

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