夏を見上げて
散りばめた星を並べては
色褪せない寂しさが滲んでいく

燦々と陽だまりのなかで 君は
トントンと刻まれる僕らのセカイ
みんみん蝉が過ぎ去る夏を唄っていく

もう一回だけ あの夏を 僕の夢を
追いかけていたい ずっと想い出の先まで
もう一回だけ あの夜を 僕と君を
握りしめた 離さないように 手のひらを
ぎゅっと繋いで

宇宙を見つめて
願いを込める一等星を流してさ
叶うはずない夢が月に融けていく

潸潸と伝っていく雫が 君を
リンリンと鳴り響く風鈴と夏の音
淡々と告げられてく夏が終わる

もう一回だけ あの夏を 君の笑顔と
翔んでいきそうな麦わら帽子を片手に
もう一回だけ あの夜を 僕たちを
連れていって すれ違わないように 君の背を
ぎゅっと抱きしめて

汗ばんだ手のひら 指先
風に揺れる黒髪と影
消えてしまうような 夢だったような
遠くまで歩いていく 君の

もう一回だけ あの夏を 僕の声を

もう一回だけ あの夏を 僕らの夏を
唄っていたい ずっと未来の先まで
もう一回だけ あの夜を 僕らの夜を
握り返す 手のひらに零れる 涙はいらない

僕らの夏はここでさよなら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Last Summer

閲覧数:270

投稿日:2018/02/12 10:00:01

文字数:499文字

カテゴリ:歌詞

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  • multi1100

    multi1100

    使わせてもらいました

    メッセージ遅くなりました。こちらの歌詞に音楽をつけさせていただきました。叙情的で純粋な美しい歌詞だと思います。

    2018/04/16 23:07:35

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