ラララ、ララ


ぽつぽつと君が言葉のない鼻歌を唄う


風に浚われそうな 息の様な 細い声で


綺麗な声なのにもったいないなぁと思いながら


ただ 少し離れて君の後ろを歩くしかないのは


それが悲しい歌だと


知っているから

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どっちにも唄えない歌


それは僕らが高校生だった頃に流行った唄


いっそ声を張り上げて
君から零れ落ちてしまいそうなそのメロディーを
高らかに
歌ってやれればいいのに


春ってどうして
こんなに麗らかで暖かくて柔らかくて
少しだけ 淋しいんだろう

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投稿日:2010/03/05 20:38:49

文字数:117文字

カテゴリ:その他

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