あれはねきっと貴女と最初のデート
これまでの人生で一番緊張してた日
あれから幾つかの夏が過ぎた
暑さにはもう慣れたけれど
少し落ち着かない右手

そうやって強がったって
貴女はもう隣にはいないこと
自分のせいなんだから
分かってるんだけど
貴女の横にいた季節
想い出して泣いた日も
過去になった今では

あれはねきっと貴女と最後のデート
これまでの人生で一番幸せだった日
嘘じゃないよ
あれから幾つかの冬が過ぎた
寒さにはもう慣れたけれど
なんだか寂しいこの景色

どうやったって貴女は
ここには戻らないって
自分がそう言わせたのに
分かってるんだけど
貴女と駄弁ったあの公園
想い出して記憶なぞった
ここに二人、確かに居たんだ

なんでこんなに脳裏から
貴女が消えないのか
自分でも分からないけど
いつかたくさんの想い出から
貴女がいなくなった日に
私はやっと変われるんだ

だけどそんな日は一生
来ないって分かってるから
また貴女のことを忘れられずにいるんだ