「狂乱演舞歌」
散った紅は和服の袖ごとひっくるめて乱舞する
童の藍碧は濡れた雪洞照らし返す
乱脈な狂風は滑稽な翹望
水涸れた泉に姿映す
絶叫さえ鞠つきの音色に消されて歪に
ユラリ揺レタ立チ昇ル影ニ
振り向いてはならぬ 冷暗が
紺絣の着物視界横切る
懇願の歌は無題
さすれば
ユラリ揺レタ小サナ影ガ
笑い出す刻限を我らは鍾愛す
硝子の鎖 粗悪なものでして
林檎一つ縛ることもできませぬ
嗚呼 沈め鎮められる前に
嗚呼 眠れ疎意を抱かれた故
----ひらがな---
「きょうらんえんぶうた」
ちったくれないはわふくのそでごとひっくるめてらんぶする
わっぱのらんぺきはぬれたぼんぼりてらしかえす
らんみゃくなきょうふうはこっけいなぎょうぼう
みずがれたいずみにすがたうつす
ぜっきょうさえまりつきのねいろにけされていびつに
ゆらりゆれたたちのぼるかげに
ふりむいてはならぬ れいあんが
こんがすりのきものしかいよこぎる
こんがんのかはむだい
さすれば
ゆらりゆれたちいさなかげが
わらいだすこくげんをわれらはしょうあいす
がらすのくさり そあくなものでして
りんごひとつしばることもできませぬ
ああ しずめしずめられるまえに
ああ ねむれそいをいだかれたゆえ
コメント0
関連する動画0
ご意見・ご感想