泡沫の人魚姫


海の底の奥深く 人魚の国がありました
お姫様は美しく 絢爛豪華に暮らしてた

だけどそんな生活も
ずぅっと続けば飽きるもの

「さあさ愚かな男共よ この私が欲しいなら
退屈すぎる毎日を 早くどうにかして!」


人魚の国のお城では 毎日毎晩パーティー
お姫様は退屈で 次々首を刎ねてった

だけどそんなパーティーに
男共は酔いしれる

「やあや麗しい人魚姫 私だけを見てくれ!」
そんな狂った戯言も 彼女には届かない


そんな歪んだお城に 現る黒い魔法使い
お姫様は変わらずに 玉座に座って言いました

「貴方は何が出来るの」と
魔法使いは笑ってて

「貴女に相応しいおみ足を 私めが授けましょう」
お姫様は喜んで魔法の薬を飲み干した!

あああなんて白い足 あああなんて軽やかに
今なら何でもできそうね お姫様は笑った

けど

浮いて消える泡は 彼女の命
沈んでゆく体は 彼女の過ち

絢爛豪華なお姫様は
もがき苦しみ 死ンデッタ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

泡沫の人魚姫

童話な歌詞2作目~。イメージ的には三拍子な感じで淡々と。
曲を募集してみる。DTM買ってみようかしらん?

閲覧数:153

投稿日:2009/06/29 19:11:22

文字数:427文字

カテゴリ:歌詞

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