溢れ出した記憶の波 脳に滲むその感情が
声に出せば消えさってく 深い孤独の淵で

揺れる命の灯火を 限りのあるその才能を
震える手で抱きしめてる 古いゆりかごの中で

鏡の奥に見た夢は ずっとすぐそばに感じてたのに
いつの間にか汚した手で 積み上げた偽りの栄光

いま叫ぶことも出来ないまま 隠したこの鼓動が蠢いている
まだ伝えきれない悲しみが 繋いだその理想を塗り替えていく

ただ絞り出した言葉の意味を
捨てきれないまま歩き続ける

悩んだふりの凡人が 欲望にまみれた笑顔で
甘い嘘を吹き込んでる そんな日常の中で

いま耳を塞ぐこの両手を すり抜け襲い掛かる綺麗な世界で
もう隠しきれない失望が 乾いたこの心を蝕んでいく

ほら開いた目に映る姿は
黒く染められた僕自身だった

戻れない 破いた絵は あまりに色を重ねて
汚れたままの その手に残った 僅かな夢を描いて

いま見上げた空は遠いけど 頬を伝う涙 僕は生きている
まだ伝えきれない悲しみが 心の奥底まで染み込んでいく

ただ絞り出した言葉の意味を
捨てきれないまま歩き続ける

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

感性のエレジー(歌詞)

感性のエレジーの歌詞です。ぜひご活用ください。

閲覧数:140

投稿日:2017/11/29 22:18:55

文字数:470文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました