この手へ残して「頼む」 そう告げて去って行った
あなたに どうすればと問う術は もう何も……

求めたものは指先を触れる前に失くした
残されたものも明日知れぬこの世に

失うまいと流れに抗いもがけば
張り巡らされた網の目にただ搦(から)まるばかり


奪われ炎へ消える日を予感していたんだ
一筋希望を手に掴み 祈って 待った

託されたもの 指先を静かに離れていく
迫り来る闇を扉ごし感じた

去りゆくものに未来を願って見送り
瞼閉じ浮かぶ面影へ呼び掛けて微笑(わら)った


あなたの願いは叶えた
微笑ってくれるよね?
志だけでも最期は共にいられる あなたと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

抗う者たち(仮)

イラスト付けてくださる方がいたら作者が泣いて喜びます。

今回は微妙に曖昧な書き方にチャレンジ。
背後にあるのはどう転んでも現代日常設定ではない物語orz
思想統制下にある学者か思想家(活動家?)が、禁書と追われている子どもを匿い隠して逃がす……というイメージに脳内では一応なってはいるんですが。
表現てやはり難しいですね。

自分で曲付けてみることにしたんですが。
オケは苦手なんだよなぁ……完成は先だと思います。

閲覧数:201

投稿日:2010/07/04 16:53:52

文字数:282文字

カテゴリ:歌詞

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