からからと音を立てながら
滑り落ちてゆく風車
沖つ風受けて 回ってた
あの頃の面影もなく

指きりの約束が 遠ざかる瓦礫の街で
幻の君の影 追いかけて 泣きながら目を閉じた

孤独遊戯 舞い乱れて
君の記憶が 静寂に揺れる
届かぬ想い ただ天へ 祈り続けて


はらはらと水に散る花は
この街への手向けの形見
沈みゆく歴史を眠らせ
在りしの日の彩り飾る

流れ去り忘れゆく 淀みながらも澄む水面
ただひとつ 映し出す 忘れじの亡霊と杜若

孤独遊戯 浮き沈んで
拡がる波紋 行く宛てもなく
還らぬ言葉 もう二度と 声にならない

孤独でも勇気でもないなら
ここに留まる 気持ちはどんな
意味があるのか ねぇ誰か 教えて欲しい 


水面に映る盆踊り
二度と語られない物語は
それでもこの胸の中で 今も続いているよ

嗚呼 孤独遊戯 舞い乱れて
君の記憶が 静寂に揺れる
届かぬ想い ただ天へ 祈り続けて

孤独でも勇気でもなくても
ここに留まる 切ない何か
せめて優しい蛍火に 変わりますように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

孤独遊戯 -Water Garden-

keen氏の曲へ寄せて。
http://piapro.jp/t/QdTY

読み方補足:
沖つ風(おきつかぜ)、孤独遊戯(こどくゆうぎ)、静寂(しじま)、天(そら)、杜若(かきつばた)、蛍火(ほたるび)

・水に沈んだ街を想う何か。

閲覧数:171

投稿日:2012/07/06 23:15:39

文字数:448文字

カテゴリ:歌詞

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