砂浜に打ち付ける波を止めて
適度に人でなしな私をそのまま
海へ引きずり込んでしまったって
確かなものは残らないんだから
完成された悪意を蔓延らせては
似合わない悪役を演じるのに必死
抱きしめたい衝動を見透かされて
気を遣われてしまえばいい嗤い者
金槌でトントントンと心は釘だらけ
どこに磔ても蒸発するように落ちる
左側の鼓動が聞こえなくなったら
次はきっと君の番だって呟いてる
明け方に吹き抜ける風を止めて
適度にろくでなしな私を意のまま
底で叩き潰してしまったって
僅かなものも残らないんだから
翻弄された善意を摘み取らせては
馴染まないヒロインを演じるのに躍起
逃げ出したい情動を見抜かれては
火を灯してしまえばいい笑い草
追いかけてトントントンと扉は傷だらけ
どこに並べても後悔するように朽ちる
左耳で呼吸が聞こえなくなったら
今はもっと君のせいだって躊躇ってる
叶わなかった声が集まっていくの見ると
どこかに一緒に逃げたくなってしまうけど
それが本当に叶わないかわからなくて
いらない言葉をひっくり返した箱に探す
こんなにも空は不透明に輝き出して
始まらないファンファーレを待ってる
唱えた願い事忘れたふりして怒られた
最後の涙は二度と戻らないのにさ
金槌でトントントンと心は釘だらけ
どこに磔ても蒸発するように落ちる
左側の鼓動が聞こえなくなったら
次はきっと君の番だって呟いてる
信じないならそれでも構わないから
ここにいたことまで消しゴムで消さないで
あの庭の隅っこでしゃがみ込んで泣いてる
手を差し伸べたかったのは誰でもない誰か
誰でもない誰か
わたしか
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