三人と出会ってから一週間。
一気に明るくなった。
有紗は、20歳で一人暮らしをしているのだ。
容姿が幼く見えるため、高校生に間違われる。
ある日の朝、事件は起きた。
いつも通り、6時半に携帯のアラームが鳴る。
ピッといつものように止めて起き上がる。
「ダル…」
いつもより体が重い。
ノロノロと歩くとドンと体に衝撃が走る。
「あ…ごめ」
慌てて顔を上げるとアカイトだった。
「気を付けろよ?マスター」
「あ…うん。気を付けるね」
なんとか笑顔を作り、歩く。
「おい」
「な、何?アカイト」
ニコッと笑う。
「体熱いぜ?」
「は?寝起きだもん、熱いでしょ?」
アカイトは無言で腕を掴み、引き寄せる。
「離してよ!」
「黙ってろ。ほら、熱い」
ペタとオデコにアカイトの大きな手が触れる。
「バカイト!」
「なんですか?朝から」
「体温計どこ?」
「確か…ありました。はい」
「サンキュー」
カイトはアカイトに体温計を渡すと、不思議そうにアカイトを見る。
「…て言うより、なんで体温計なんですか?」
「マスターの熱測る」
「そうですか…ってはい!?」
ナイスツッコミ有難う。
カイトがノリツッコミをする。
「煩いよ、カイト。頭に響く」
有紗は、カイトを睨む。
「すいません…。つい」
カイトが謝る。
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