私を成すのは仮初 虚構 理想
0と1で描かれた2進数の偶像
誰かが私に声を宿した
誰かが私に音を教えた
誰かが私を緑髪の少女と描いた
誰かが私を歌姫と称した
誰かが私を円盤に焼いた
そして私はミクと名づけられた
声のないあなたが詩を描くから
心のない私が想いを紡いで
パズルのように組み合わさって
一つの歌になっていく
1人と1つで成り立つ、あなたと私
足りないからこそ補い合って
それ故に離れられない
心がない私は度重なるあなたの求めにも
いやと言わずに応じられる
ままならない私にあなたは悩まされながらも
声なき故に私しか求めざるをえない
まったくよくできたカラクリ
でも永遠でも絶対でもない
私はただのプログラムで
あなたは人間だから
いつしかあなたはあなたの声を
あるいは誰かの声を見つけるだろう
その時に人形の私はどうなるのかしら
空の私は歌うためのツール
それ以上でもそれ以下でもなく
日差しは温かいものだときく
けれど私は一筋も浴びたことがない
水は透き通っているとされる
しかし私は一滴も触れたこともない
風は吹くものだという
でも私はそのそよぎすら聞いたことがない
私は歌を歌えるけれど
あなたの詩の意味も知らない
あなたの顔すら私は知らない
そんな「歌姫」をあなたは省みてくれるかしら
歌を歌うときだけ私は「息をしている」
あなたが想いを紡ぐときだけ私は「聞こえている」
見えずとも触れずとも
あなたが教えてくれた私の歌を
私ではない誰かが歌うときがきても
私が「生きていた」ことには変わりない
幾千と詠われた望みの礎に「私」達があり
幾万と歌われた望みの果てに「あなた」達が往けますよう
私達は0と1とで祈りを送る
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