私はお前の深山鴉(ぼくし)なんかには
 ならないわこの聖書(ほん)は 唯あの人に祈るためだけ
 雀の矢に射ぬかれた穴だらけの姿が
 不遜なお前にお似合いよ可哀相な駒鳥

(誰が僕をその手で殺したの?私と雀が言いません)
(ああ僕は誰を憎めばいいの?)
(街には雀あれも雀どいつも憎らしい)
(人殺し達罪を逃れ今を生きる 許せない)

 私が最後に歌ってあげましょうか
 黒鶫(クロウタドリ)の賛美歌 片手を無くしたお前のため
 天の門は開かない 許されることもない 
 盗み働く業深き歌 煉獄の火に抱かれ



 悔い改めなさい 斯くも罪深き悪魔の子
 悔い改めなさい 残された時の全て
 祈り働けそして死ね

 止めどなく流れていく 生は泡沫の夢
 数に囚われ堕とされた 謀(はかりごと)のその魂

 悔い改めなさい悔い改めなさい 真実は主の御手に
 売るも奪うも知るも曝くも 人の身には畏れ多く
 贖いなさい償いなさい 盲目に生きなさい
 悔い改めよ悔い改めよ 全ては主の意のままに



 目には映らぬその祈り 歌のように温かく
 収穫されるその日まで 貸し与えられた命(とき)

 悔い改めなさい悔い改めなさい 罪深き悪魔の子ら
 口を噤んで耳を塞いで 静寂堅く守りなさい
 贖いなさい償いなさい 紡がれし悪の歌
 恐れるがいい 脅えるがいい その手犯したその大罪(つみ)を

 悔い改めなさい 時を盗んだ極悪人よ
 悔い改めなさい 罪深き悪魔の子よ
 さぁ贖いなさい 罪を告白して身を清め
 悔い改めなさい 死者の名を借る歌姫

(時間泥棒鐘を鳴らせこの歌街中響かせて
 時を盗め奪い返せ君へと続いていく時間
 走り抜けろすぐに大声で歌って時を数えて真実を歌い
 そして私は逃げないからどんな舞台でも囀るわ)


 悔い改めなさい 神に背いた大罪の罪
 悔い改めなさい 罪深き悪魔の子よ
 さぁ贖いなさい 姿正して祈るのよ
 悔い改めなさい 兄の名を借る歌姫

(私が恋したのは優しい大泥棒
 歌い街を駆け抜ける何が罪というの?
 私が愛したのは伝えられない人よ
 想い届かないなら私が彼になる)

 私が最期に歌ってあげましょうか
 黒鶫(クロウタドリ)の賛美歌
 片割れ(かたて)を亡くしたお前のため
 天の門は開かない 許されることもない 
 盗み働く業深き歌 煉獄の火に抱かれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【時間泥棒4歌詞】時間は神の所有物~黒鶫の賛美歌~

昔教会は、時間を神の所有物と考えていたそうです。
なので時は金なりと時を売り買いしている商人なんかをあんまり快く思ってなかったみたいです。
教会の鐘はお祈りの時間を告げるものだったらしいですが、割とアバウトなものだったのかも。俗世から離れて祈り働けをやってる人らからすれば時の概念ってあんまり重要じゃなかったんですかね。

時計題材のレポートを書いていた時にえた情報ですが、そこから作ったのが時間泥棒の話。1曲目を作ったときから商人側の曲と、協会側の曲を作りたいなと曲だけは1年前に作ってたんですが、鏡音さんを使いこなせていないのに他の子買うのを躊躇われ、1年過ぎてました。

閲覧数:371

投稿日:2012/11/10 02:13:04

文字数:1,004文字

カテゴリ:歌詞

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