A
英雄が居れば世界は平和なんだって
みんながみんな信じていることなんだって
ほんとのほんとにそのとおり?

B
誰かの言葉に怯えていてさ
誰かの悲鳴に耳を傾けた

S
英雄様々万々歳
キラキラおめめが僕を見る
冷たい靴も残骸も見ないフリ
称賛絶賛大喝采
ドキドキ懸念は腹の底
気付いてしまわれないかと怯えてる


A
英雄が居れば世界は守られるんだって
みんながみんな信じていたことなんだって
ほんとはほんとはどのとおり?

B
誰かの言葉が聞こえてきてさ
誰かの悲鳴でかき消したんだ

S
風声鶴唳んなわけない
緋色のまなこが僕を見る
流れた血の量が否定できないよ
痛心傷心やるせない
ざわざわ不穏は胸の内
恐ろしい言葉が胸に突き刺さる


C(B)
誰かの言葉は日に日に増して
誰かの悲鳴も鳴りやんだ様
英雄なんていない世界こそ
望む世界だって知ってたよ

S
戦々恐々どうしよう
ひしめく瞳が僕を見る
星空色の嘘も意味がなかった
決心決断もういいよ
くらくら不安は頭の奥
いいんだこれが望んだ事だから
暗幕引き幕さようなら
これでいいのさもうおしまい
めでたしめでたしハッピーエンドだね

さようなら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【物語風】HERO【歌詞】

「英雄なんていらない。」
そんな言葉に怯えるヒーローのお話です。

英雄は平和な世界になったら自分は必要じゃなくなるって事は初めから知っています。
それでも平和な世界を生きたくて、誰もその事に気が付かなきゃいいのにって思ってました。
「英雄は皆を助けてカッコいい」って言ってくれる人はいるけれど、
英雄が救えなかった命も沢山ありました。
英雄はいつ気が付かれるだろうって心の奥底でいつも怯えていたのです。
そして本当に、「平和な世界に英雄なんていらない」と言う赤い目をした少女が現れました。
その言葉はみるみる広がり、世界中の人々が「平和な世界に英雄なんていらない」と言い始めます。
そしてその言葉が広がるのと反比例して、悪い人達は居なくなっていきました。
「ああ平和な世界になった。もう英雄はいらない。」
そう思った英雄は自ら幕をおろしました。


頑張って書き直しました。
好きな言葉沢山入れてたはずなのに、書き直すときに持ってこれた言葉が少なくて驚きです。
最後のCメロはメロディ自体はBと同じイメージです。

閲覧数:330

投稿日:2013/03/10 16:18:37

文字数:504文字

カテゴリ:歌詞

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