私と君を繋いでいた赤い糸は
どこかで切れてしまった
小指に残る糸の切れ端を眺めている
気づいていたよ
君がもう私を見ていないこと
私の瞳には君がいるのに
何故か目が合わないの
私が優しかったら
掴んでいる君の袖を離して
背中を押してあげられたのに
ごめんね 私まだ君が好きなんだー
触れるくらいのキスをしても
壊れそうな愛は解れたまま
秋の空に消えていく
悋気なんて言葉じゃ足りない
もう一度紡ぎ直したくて
わがままを言った いかないでー
2人で見た川辺の桜ももう私には
花霞 時が止まる
私には届かない君の背中を眺めてた
知っていたよ
君の心に私がいないこと
私の心には君がいるのに
どうして冷えたままなの
私が嫌いになれたら
抱いている思い出を手放して
背中を突き飛ばせたのに
ごめんね 私まだ君が好きなんだー
熱を失ったハグをしても
壊れそうな愛は絡まったまま
徒波に溶けていく
恋慕なんて言葉じゃ足りない
もう一度好きになって欲しくて
わがままを言った いかないでー
上手に笑えないまま君の背中を押した
涙で濡れた袖を捲し上げた
さよなら 私は大好きでした
君に背を向けて 涙が見られないように
『行っていいよ』ー
恋の終わり
私の恋心が君の妨げになるのなら__
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