なんてことだ…

こんなことが
本当に起こるなんて
信じられない…


でもあたしは実際に
今体験している。


「あたしがミク姉でミク姉があたし?」


ことの起こりは
5分前…


――――――――――――

「リン!早く用意しろよ!」

レンがあたしを急がせる。

「ちょっ…ちょっと待って!」


あたしは急いで支度を済ませた。



「よし、行くぞ!」


今日はミク姉と一緒に
遊園地に行って遊ぶ約束を
していた。


家を出発して
200Mくらい走ったあたりで
あたしは忘れ物をしたこと
に気がついた。


「あ!…レン!!」


「なんだよー?」


レンは息を切らしながら
振り向いた。


「あたし忘れ物しちゃったから一旦家に戻る!」


「えっ…」


「だから先に待ち合わせ場所に行っててちょーだい!」


あたしはそう言うと
急いで来た道を戻った。


ここの道って
所々に曲がり角が
あるから迷いやすい…


リンは不安げな顔を
しながら角を勢いよく
曲がった。


そのとき……


「「きゃっ!!」」


ちょっとの沈黙。


「…痛たた」

「ごめんなさい…」


「いえ、こちらこそ急いでて…」


………。

あたしは目を開けた瞬間驚いた。


「あっ…え!?あたし!?」

リンの目の前にはリンがいた。

正確にはリンの体に入ったミク。


「う、嘘っ………」


――――――――――――


てな感じで今に至る。


つづく…


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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リンとミク

リンとミクが入れ替わる。

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投稿日:2009/11/03 19:57:54

文字数:638文字

カテゴリ:小説

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