柔らかい日差しが髪に落ちている
わざと少し遅れて歩く
本当は君が振り返るところが見たかった
散るからこそ綺麗なのかな
何気なく呟く背中に
気の利いた言葉の一つも返せないまま

永遠なんてない
そう言って笑った
いつかの僕に傷つけられたのは
僕の方だった

春よ春よ咲き誇れ

春よ春よ咲き誇れ
いっそ忘れられないなら
一番美しい姿
焼き付けてしまおうか ただ
花よ花よ舞い上がれ
どうせ手も届かないなら
目も眩むほど白く
この空を光って埋め尽くして

水面(みなも)を優しく撫でる風
軽く目を細める横顔
見慣れたはずの仕草にも今更見惚れて
あの日も暖かったなんて
何気なく呟いてみせて
僕にできる精一杯の強がりだった

絶対なんてない
そう言って笑って
どこか信じ始めてもいたのに

春よ春よ咲き誇れ
いっそ引き返せないなら
僕ら歩いていく道
せめて鮮やかであればいい
花よ花よ舞い上がれ
どうせ声も出せないなら
息を飲むほど白く
この空を光って渡れ

花火が映り込む瞳
秋風に混ぜた鼻歌
白い息と赤らむ頬
笑顔の君ばかり
恋に落ちたとも知らずに
手を引かれ駆け抜けた日々
蓋をすればするほどに
記憶が溢れかえる
さよならが 喉に詰まる

春よ春よ咲き誇れ
いっそ忘れられないなら
一番美しい姿
焼き付けてしまおうか ただ
花よ花よ舞い上がれ
どうせ手も届かないなら
目も眩むほど白く
この空を光って埋め尽くして

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

春未明

ボカタッグ2025「チーム名未明」参加楽曲。

作詞・調声:はるりん ( https://x.com/harurin_P )
絵:110 ( https://x.com/_itofficial__ )
動画 : 藍明 ( https://x.com/aime_shizuku )
作編曲 : GAMBO ( https://x.com/gambo_p )

閲覧数:35

投稿日:2025/04/19 19:07:30

文字数:606文字

カテゴリ:歌詞

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