貴方の紅い唇 口付けた白鳳蝶
黒い桃の実の蜜を 心ゆくまで吸うの

黒光る宝石 まろかれ(まるで)芍薬の月
百花の王の如く 全ての蝶を引き寄せ
酔わせ命じる その指はもう 花神よ(かしん)

貴方の肌を撫ぞりゆくは
黒蜜の甘い
花蜜(かみつ)

貴方の蜜の奥へと 琥珀みたく囚われ
永遠に貴方のもの
互いの肌の蜜に唇を 這わせ交じり合う
百花王と白鳳蝶


全ての花の蜜を
舐め取って微笑む
貴方のつま先にとまるわたしは桜の蝶


誰のものにもしない 我がものだと言って
満月の中で突かれる 標本の蝶みたく

抱いて


花唇(かしん)に押し当てられた 桃に耳を澄ませて
奏で合う鼓動を聴く
貴方が持たせてくれた 桃は天国の口付け
百花王と白鳳蝶


夕陽を翼に変え 空を啜る蝶(すする)
百花蜜の天空 咲き巡る王輪
(おうりん:王の華が咲くような、大輪の造語)

三日月の唇を交わす
この空を貴方に


ひらがなver.

あなたのあかいくちびる くちづけたしらあげは
くろいもものみのみつを こころゆくまですうの

くろびかるほうせき まろかれしゃくやくのつき
ひゃっかのおうのごとく すべてのちょうをひきよせ
よわせめいじる そのゆびはもう かしんよ

あなたのはだをなぞりゆくは
くろみつのあまい
かみつ

あなたのみつのおくへと こはくみたくとらわれ
えいえんにあなたのもの
たがいのはだのみつにくちびるを はわせまじりあう
ひゃっかおうとしらあげは


すべてのはなのみつを
なめとってほほえむ
あなたのつまさきにとまるわたしはさくらのちょう


だれのものにもしない わがものだといって
まんげつのなかでつかれる ひょうほんのちょうみたく

だいて


かしんにおしあてられた ももにみみをすませて
かなであうこどうをきく
あなたがもたせてくれた ももはてんごくのくちづけ
ひゃっかおうとしらあげは

ゆうひをつばさにかえ そらをすするちょう
ひゃっかみつのてんくう さきめぐるてんりん

みかづきのくちびるをかわす
このそらをあなたに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

〔曲募集中〕百花王と白鳳蝶

選考に落ちましたので、
曲募集中です♪*


7310P様の曲への応募歌詞です₍ᐢ⸝⸝› ̫ ‹⸝⸝ᐢ₎

https://piapro.jp/t/SQh-

和風調で、書きたい歌詞がちょうどあったので、
そのイメージで書かせていただきました。
イメージ違いかもしれませんが;; 宜しくお願い致します。

閲覧数:140

投稿日:2025/10/20 16:06:40

文字数:875文字

カテゴリ:歌詞

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    7310P

    ご意見・ご感想

    素敵な歌詞をありがとうございます。
    この歌詞を読んだ第一印象は「すっごい歌詞だなぁ…」でした!
    普段、私が書いている歌詞と語彙のレベルが違いすぎて漢字の読み方を調べながら読んでいました。
    魔法の詠唱みたいでとてもカッコいいです。

    選考の上、曲を完成させますのでしばらくお待ちください。

    2025/10/20 21:41:12

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