青く見えたこの土地の空は、何食わぬ顔で僕を見ている
蒼が揺れた、時計の針はいつも君を指してる
道を抜けた先にあるホーム、跨線橋、列車は毎時一本
気の抜ける様な時がいつも、ここで僕を待ってる

遠く澄んだ僕らの日常が
確かな傷を纏って、有り余る日々を裂いて
届く様な生温い温度が
列車を降りた途端に、鼻先を通り過ぎて行った

町が見えた、熱を持つ身体が泣き叫ぶ日差し、喚く蝉の声
列車を見送った時刻表通り、鼠が逃げていく

飛び込んで見えた残響
思い出すのは君の愛嬌
懐かしいあの店も廃墟
何やってんだって妄想
夏の匂い吸い込むほど
歩く先が愛しくなるよ
今更繕う古傷に絆創膏

今、燻んだ僕らの日常が
目の前にあるのだって、なんだか違う気がして
笑え僕を、何も知らないまま
この町を歩いていた、静寂が煩かったんだ

遠く澄んだ僕らの日常が
確かな傷を纏って、有り余る日々を裂いて
届く様な生温い温度が
扉を開けた途端に、鼻先を通り過ぎた

唱えようか僕らの合言葉
秘密基地で集合って、いつの日かの約束を
叶えようか、片手には紫苑を
時計の針は六時、いつかまた会いに来るから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

藍に夏風 - 歌詞

閲覧数:192

投稿日:2022/01/15 20:19:35

文字数:486文字

カテゴリ:歌詞

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