１Ａ　季節は変わらないのに　色づくこころの秘密
　　　じれったい　馬鹿みたい　気付く素振りもないあなた

　A‘　他愛もないおしゃべりや　ふたりが過ごした時間
　　　友だちという　曖昧なスタンスで

　Ｂ　昼下がりのベンチ　見知らぬかわいい人
　　　風に消える笑い声と　あなたの横顔
　　　
　Ｃ　昨日と同じあなただから　眠れぬ夜が滲んでゆく
　　　流れる星　募る思い　キラキラ受けとめて

２Ａ　あなたの記憶のページ　私の季節はあるの
　　　じれったい　わからない　諦めきれないニュアンス
　　　
　A‘　いつでもどんな場所でも　呼び捨てしてきた名前
　　　不思議なくらい　胸の中繰り返す

　Ｂ　オレンジの街並み　ありふれた帰り道
　　　不意に肩を叩きながら　「またな」とあなたが

　Ｃ　昨日と同じ私だけど　白のドレスで鏡見てる
　　　月の光　誘うままに　あなたの夢の中へ

３Ｃ　明日も同じふたりだけど　恋人序曲奏でている
　　　私の詩　聴こえたなら　優しく抱きしめて


　※以下、ひらがな表記です。

１Ａ　きせつはかわらないのに　いろづくこころのひみつ
　　　じれったい　ばかみたい　きづくそぶりもないあなた

　A’　たわいもないおしゃべりや　ふたりがすごしたじかん
　　　ともだちという　あいまいなすたんすで

　Ｂ　ひるさがりのべんち　みしらぬかわいいひと
　　　かぜにきえるわらいごえと　あなたのよこがお

　Ｃ　きのうとおなじあなただから　ねむれぬよるがにじんでゆく
　　　ながれるほし　つのるおもい　きらきらうけとめて


２Ａ　あなたのきおくのぺーじ　わたしのきせつはあるの
　　　じれったい　わからない　あきらめきれないにゅあんす

　A’　いつでもどんなばしょでも　よびすてしてきたなまえ
　　　ふしぎなくらい　むねのなかくりかえす

　Ｂ　おれんじのまちなみ　ありふれたかえりみち
　　　ふいにかたをたたきながら　「またな」とあなたが

　Ｃ　きのうとおなじわたしだけど　しろのどれすでかがみみてる
　　　つきのひかり　さそうままに　あなたのゆめのなかへ


３Ｃ　あしたもおなじふたりだけど　こいびとじょきょくかなでている
　　　わたしのうた　きこえたなら　やさしくだきしめて