【リクエスト】深海少女【自己解釈】
投稿日:2012/06/06 23:51:04 | 文字数:2,303文字 | 閲覧数:1,585 | カテゴリ:小説
Turndog~ターンドッグ~さんのリクエスト、ゆうゆPさんで「深海少女」です。
遅くなってすみません。gdgdですみません。
書き方変えてみた結果読みにくくなりました。ごめんなさい。
とりあえず軽く解説。
なぜか、自分の中では「いじめ」の話になりましたすみません。
「あの存在」っていうのは教師です。すみませんわかりにくくて。
何しろ三時間クオリティーなので。関係ないですね。
解釈って難しいですね。改めて感じました。
いろいろ連載が止まってますすみません。
とりあえず次回の投稿はmemoryの予定です。このシリーズだけ進んでますもう本当にすみ(ry
「ごめんね」
その一言は、私の心を切り裂いた。視界は歪み、気づけば私の体はいつもより酷いことになっていた。
助けを求めた。この地獄から抜け出したいと願った。
実は、わかっていたんだ。私に、救いの手なんてものが来ないってことは。
「それでも」と欲張って、わずかな希望を求めた結果がこれだ。私が得たものは、心が壊れてしまいそうなくらいの、あまりにも大きすぎる絶望のみ。
その結果、私は悲しみという名の海に沈んだ。その海はとても深くて、底が見えない。もう二度と抜け出せないんじゃないかって思うくらい。
この海は、私自身で作り上げてしまった、とてもつまらないもの。絶望や悲しみ、後悔や涙でできた、とても黒い海。
実際に、私は海に沈んでいるのだ。長い長い夢ので、毎日同じ。あれから全てがいやになった私は、夢だとわかっていても、目を開けるのさえ億劫だと思った。このまま、どこまでも海に沈んで、暗闇に堕ちて行けばいい。誰にも見つからなくていい。
心は海に沈んでいても、この体は地上で生きている。私はいったい、この先どこへ向かい、何をすれば良いのだろう。できれば一人でいたいけど、そんなことはやつらが許してくれないだろう。今日も、私はやつらの人形になるのだ。それが日常であり、現実。
場所が変わっても、あの存在が見えなくなった時が戦闘の合図。皆、私を傷つける。暴力の雨、言葉の雨。参加しない人たちも、同情の言葉はあっても私を助けようとはしない。やってはいけないと口では言っても、実行には移さない。所詮、偽善者だ。
両親には、この事を打ち明けていない。どちらにせよ、私を助けることなんてしないんだろうから。ヒトなんて、所詮は自分のこと以外どうでもいいんだ。だったらどうぞ、私のことを操り人形にでもしてくださいよ。もう、私は人生なんてどうでもよくなったから。
毎日をつまらなく生きていたある日、どこからか何も知らないあなたが現れた。あなたは正義感が強く、すぐ実行に移しちゃうから、あいつらはあなたを警戒した。あの存在に知られたらやばいとでも思ったのだろう。あいつらにも、一応は心があることがわかった。
私にとってのあなたは、暗闇にふと差し込む一筋の光で。蹴落とされ、地を這う私でも、手を伸ばせば届きそうなほど、光はすぐそばにあった。あなたに会ってからの私は、ちょっとだけ生きたいと思った。でも、あいつらが許してくれるはずもなく、波に拐われて見失った。
あれは一体、なんだったんだろう。ちょっとだけでも、長く生きたいと思えた。とても小さいけど、希望がもてた。あたたかくて、あなたはとても眩しかった。あなたに話せば、全てが終わると思ったけど、やっぱり怖くて「大丈夫」と嘘をついた。嘘つきは誰?
深海少女はまだまだ沈む。果ての見えない海の底へ、飽きもせずに沈んでく。暗闇の彼方へ閉じこもる。
深海少女は、それでも知りたかった。心惹かれるあの人を、希望を見つけたから。
私にとっては、場所が変わっても、昼も夜も変わらない。ずっと一人なんだから。ヒトを信じることができなくなったから、一人のほうが落ち着いた。それなのに、眠ることができない夜は続く。やっぱり、心のどこかで怖いと思っていたのかもしれない。
自由という名の羽を大きく広げて、楽しそうに現実を泳ぐあなたは、とても綺麗だった。私もそうなりたかったけど、私には勇気すらなかったから、絶対に無理だと思った。
そして、また私に光は降り注ぐ。珍しくあいつらからの攻撃がない休み時間、あなたに見とれていたら目が合った。私に気づいてこっちを振り返るあなた。「どうしたの?」って心配してくれる。助けてって言いたかったけど、「なんでもない」といった。いつまでも、嘘つきで弱虫な私。
深海少女はわざわざ沈む。抜け出せない闇の奥をへ、勇気を出せず沈んでく。
暗闇のさなかに、少女の赤い頬。
深海少女は、助けを求めた。でも、ハダカの心を見せる勇気を、彼女自身の黒い海がまだ許すことはなかった。
気づけば、最初は綺麗だったこの服はとても汚れてしまっていた。私の笑顔も、きっととても醜くゆがんでいるのだろう。だから笑わなかった。
もう誰にも、正義側のヒトに会わせる顔なんて無い。できれば放っておいてほしかった。そのうち、私は終わるだろうから。
ある日、あなたにバレてしまった。声にならない私の気持ちが、溢れてとけた。
この私を見た次の瞬間、あなたは突然、人ごみの中に姿を消した。やだ、いかないで。わたしを、ひとりにしないで。たすけて。おねがいだから、いかないでよ。ねえったら。
心配性の彼女はあせった。闇が、希望である彼を隠し、彼女はひとりきり。
限界少女は、必死にその手を伸ばす。
その時、あの存在がやってきて、あいつらは逃げていった。あの存在は、あいつらを追いかける。
一瞬、何が起きたのかわからなかった。助かった?「もう安心だよ」ってあなたは言った。
「あなたが助けてくれたの?」って、いつのまにか声に出てた。「ほらね。やっぱり、君の声は綺麗だ。君も、素敵な色を隠してた」
深海少女は、腕を引かれる。唯一の希望だった彼に。誰もいない屋上につくと、とても綺麗な雪が降っていた。それは、地獄から抜け出せた私を歌って祝福するマリンスノーのようで。
深海少女は、もっと知りたかった。心惹かれるあの人を見つけたから。
自分自身を閉じ込めていた黒い海を出て、自由の空へ、私は羽を広げて、今飛び立つ。
作品へのコメント1
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ご意見・感想
…なんだか、昔を思い出しました。
昔自分もね、いじめられてたんです。
助けてくれる人なんか誰もいなくて。クラス総出で追いやって。
ついには片想いしてた幼馴染にまで雑菌扱いされた時には、もう誰も信じませんでした。
自分の場合、自ら殻に閉じこもって耐えて心を固く鍛えることで、いじめに耐えるというはっちゃけた方法をとりましたけどwww
あの時、こんな助けてくれる人が自分にもいたら…少しは人生違ってたのかな…。
なんかすみません、リクエストして書いて頂いたのにこんな辛気臭い話しちゃって。本当にごめんなさい<(_ _)>
怒られてもかまいません。
『ひっく…べっ、別に…ぐすっ…気にすることなんか…ないのよ…?ひっく…あたしが変な話したのが悪いんだからぁ…うわあああああああん…。』
(『性転換!つんでれ☆どっぐちゃん』発動…しばらくお待ちください)
踏まれてもかまいません。いやむしろ踏んでくだs(黙れ
ゆるりーさんが踏んでくれるなら、僕は太陽だって割ってみせるs(真似しつこい
そんな与太話はともかくwww
率直な感想はすごく感動しました!
『あれ…おかしいな…涙が止まらないよ…!』状態に陥り今すごく目がかゆいですwww
ギャグピエロの方も期待してますね。2012/06/07 21:08:09 From Turndog~ターンドッグ~
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コメントのお返し
…嫌なこと思い出すようなもの書いてしまってごめんなさい。
どんなにつらくても、支えてくれる人や助けてくれる人が一人でもいたら、がんばれる気がします。
いじめをする人は何がおもしろいのかわかりません。
いじめが酷い場合、最悪の場合は相手は追い詰められて、その命が失われてしまう…なんてこともあったりします。いじめをした人は、許されない罪を一生背負わなくてはなりませんよね。
いじめられている人の気持ちを考えてほしいものです。
もし、突然まわりの人たちから…と考えるだけで泣きたくなります。
誰かが少しでも悲しまないように、いじめはこの世からなくなってほしいものです。
…こちらこそすみません。長々と語ってしまいました。そして怒りません。
おぉ!伝説の『性転換!つんでれ☆どっぐちゃん』をここで見られるとは…!←
踏みません踏みません踏みません。
どっかのロリコン科学者の真似ですね、わかりまs
ありがとうございます!
涙!?すみません私なんかのために塩水消費させてしまって…!
おおう、それがあった…が、頑張りますw一応ネタはできてるのでw2012/06/08 23:51:04
ゆるりー
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廃墟の国のアリス
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BPM=156
作詞作編曲:まふまふ
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廃墟の国のアリス
のほほんと生きる物書きです。
ギャグから真面目なものまでいろんなジャンルの小説を書いています。
…のはずが、最近はがくルカを書くことが多いです。
IN率低いです。
マイページ以外では「かなりあ荘」というコラボに出現します。
全体的にgdgdなものが多いです。
小説は、自己解釈もオリジナルもやってます。
だいたいはその場のノリで書いてます。