幼かったおれとリンは、めーちゃんめーちゃんとめーちゃんの後ろばかりついて歩きました。おれもリンもめーちゃんが大好きだったのです。いつしか大好きだっためーちゃんは、大人になり女の子から女性になりました。そのころからです。なんだかめーちゃんといるとそわそわして、恥ずかしくて、でもめーちゃんがいないと寂しくて。学校では誰が誰を好きだとかいう話題で持ちきりでした。自分がめーちゃんに抱いた気持ちが恋だと知るのにはそう時間はかかりませんでした。
めーちゃんは連れて来た男と恋人同士だと言いました。すてき!ときゃあきゃあ騒ぐリンを横に、おれの目の前は幕を下ろされたように真っ暗になって、足元がさながら崩れ去る崖のように感じました。めーちゃんは他の男のものになりました。やつは手土産にいくつかケーキを持ってきました。スポンジの間にバナナが入ったショートケーキのお店のです。おれはショートケーキをリンに譲ると、かちゃりとティーカップを揺らしながら、ティラミスを片手手に部屋へと向かうのでした。そしてケーキを食べながら昔を思い出し泣くのでした。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

bittersweet 3

続きません。

お読みいただきありがとうございます。


***

個人的にめーちゃんとレンでによによ、がたまらないのですが、需要がないのかなんなのかあまり見かけないので、自給自足しようと思いました。
が、結果残念な仕上がりになりました\(^o^)/

年下の男の子たまらんです

閲覧数:253

投稿日:2009/02/21 00:24:03

文字数:465文字

カテゴリ:小説

オススメ作品

クリップボードにコピーしました