silent glow
指先の温もりだけが貴方がいた小さな証明
息が白くなって外気の冷たさが染みる
あの時の思いは遠いみたい
まるで止まった映像 舞う今年初の雪の花
1つ肌に落ちて消えてゆく
いつからだろう 君が分からないんだ
僕も変わってしまったのかな
ただ一言 そばにいて 笑って
赤くなった手を取ってあたためて
震えが止まるまで 雪が止むまで 一緒にいて
じわり暗くなって 見上げた灰色の空
白いベールが降りた山模様
袖を通したセーター すきま風が肌を刺す
気持ちも雪とともに落ちてく
これからだろう 先生は言うけど
この瞬間に囚われてるまま
ただ一言 僕に聞かせてよ
濡れた瞳を拭わせてくれ
痛みを背負わせて 涙が涸れるまでそばに置いて
例えば君のその記憶から
僕の影が薄くなっていても
きっと手を取るから 覚えていて
いつでも僕は君と同じ
曇天の下を歩めるよ
だから顔を上げて 瞳に僕を映してよ
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