ささやかな愛の暮らし
ゆびの隙間するり
あなたより夢えらんだ
わたし許されるはずもなく
埃まみれのステージ
いつものようにひらり
涙が落ちないように
上向きかげんでターンする
あした街を出るわたしの
ラストステージに
興味もないあのひとだと
知っていたはずなのに
寂れたこの街に吹く
砂混じりの熱い風
今夜でお別れなのね忘れない
もう誰もいない広場
気ままに踏んだステップ
月灯りのなか
ひとりで踊る
強がってはいたけれど
目からしずくぽろり
ともだち多くないけれど
ほんとはこの街出たくない
ひどく揺れるバスのなかで
思い出す日々も
ぜんぶひとまとめにくくり
送り返してしまおう
離れた故郷にさえも
名前が届くときまで
うしろを振り返らずに生きてこう
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