それでも まだ

心が死んだ音を聴いた
頭の奥で聴こえた それは
永遠に近い時が流れても
確かに耳に残っている

砕かれ 鞣した感情は
畸形の型に嵌め込まれて
酷く歪んでしまったまま
汚く癒着して もう剥がれない

それでも この脚は
焦燥に駆られ歩む

月は星に急かされて
また新しい日を紡ぐ けれど
烏達の罵声に指を指され
私は独りきり 残されている

どれだけ諦めて
全てを棄てたらいい?

今でも笑いながら
自分を殺している

腐りだした 醜い傷は
二度と癒えない痕になって
愛なんていう不確かな約束を消した

それでも死ねないで ただ
生かされていく

醜い傷は 自分の事さえ救えないで
枯れていくのを 眺めているだけ

それでも まだ
自分の脚で 立ち上がるのを
諦められず 独りきりでも
無様にもがき続けている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Music/Lyrics: ely(黒魔術P)
Guitar: センター
illust: k03
Arrangements: もけもけ

閲覧数:71

投稿日:2012/11/07 02:04:15

文字数:365文字

カテゴリ:歌詞

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