科学的発展?僕には理解できない
昔からさ、皆が皆「機械になりたい」ってずっと言っていたけれど
機械になってどうするの?

中には機械になりたくなかった人もいたかもしれない
だけどさ、国のお偉いさんがこんな事言った瞬間、皆、気を変えたんだ。
『機械になるのは、いい事ばかりですよ。お金もかからない、死ぬ事はありません。』
いい事?どんな事?機械になる事により起こる事全て分からない。

大人の人は皆馬鹿だ。少しのいい事と、嘘と隠蔽。
国のお偉いが言った嘘にも気づけないだって?
メリットだけを教える人の事をなんて言うか、知ってる?
『悪徳商法』って言うんだ。世界がマトモな時に、姉さんから教えてもらった。

友達達だって、お偉いに連れられてから、心が消えた。
僕はその手に乗らない。
反抗期?思春期?うざったらしい?褒め言葉をどうも。
過去に天才と言われた僕だって、思春期くらい来るさ。何が悪い?
うざったらしい、と言った大人達だって、昔は子供だったんだ。
それなのに、自分の事だけ、棚に上げてる。

昔聞いた事がある。音楽、特に『歌』には運命を変える事ができるって。
だったら、僕が英雄(ヒーロー)になってやる。
この、つまらない感情。このやるせない思い。
言葉にして。歌にして。メロディにのせて叫んでやる!

ねぇ、君らはどうして機械的になったんだ?
ねぇ、それにはなんの意味があるんだ?
毎日、同じ事をくりかえして、
ほぅら、今日も電気屋のテレビからは昨日と同じニュースが
さぁ、機械だらけの国の中で、少ししかいない生身の人間
それが僕。



明るい未来を?そう言っていた御国サン
この状態を説明してくれよ。
僕には理解出来ない。
目の前に広がる光景は、『明るい未来』とはほど遠いんだから。

血の海、鉄の臭い、数少ない、生身の人間。
生身の人間の嘆く声。むせび泣き、機械の人形に許しをこい、結局撃ち殺される。
嗚呼、世界の秩序が崩れてく。
  嗚呼、平和への規律が壊される。
    嗚呼、新たな世界の名前は『mechanical』。

ハッピーエンド?そんなもの待ってない。
バッドエンド?そんなもの存在しない。
なぜなら、神様が『イラナイ』って言ったから。

薬物乱用、犯罪国家、そんな醜いものは無くなった。けれど
いまのコレは味がなくて、つまらないんだ。
教えてよ、なんで、なんで、桃色の姉さんを殺す必要があったんだ。
戦争なんてしなくてもいい。

赤い死神は必要な魂しか取っていかない。
紫の葬儀屋は死人が大好き。青い悪魔は、天使のような仕草で、心を氷の中に閉ざす。
緑の長髪娘は人を嫌い機械の女王になった。神話の黄色の女の子は英雄の生まれ変わり。
緑の短髪娘は、死人を喰らい葬儀屋に葬儀される。

僕は黄色の英雄として戦い抜いた。
生まれ変われる、なんて事はない。
期待してない。期待するだけ無駄なんだ。
生身の人間に生まれなければ良かった。

昔々と言うほど昔じゃない。僕は歌いきった。
過去の天才より、未来の天才の方が頭がいい。

ギター片手に姉さんと共に、黄泉の国へ、いざ旅立つんだ。
Order, discipline, usually, goodbye.

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Order, discipline, usually, goodbye.

制作時間、四十五分で作った駄作&処女作。

閲覧数:76

投稿日:2013/08/05 15:00:30

文字数:1,341文字

カテゴリ:歌詞

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