真っ白に染まった、目の前の風景を、
僕はまた、二次元的に世界を見る。
閉鎖的な感情に支配されていたくて、
僕はまた扉を開ける手を破り捨てる。
ゴロゴロと転がり落ちる人々の足音に、
僕はまた、多次元的に嘲笑う。
開放的な感傷にずっと浸ってたくて、
僕はまた、
破り捨てた手を嘘みたいに痛がる。
(それが快楽だと気づかないように)
「嘘をついてはいけない」って
いつか誰かに言われた言葉が、
馬鹿正直に生きた僕には、
雨みたいに突き刺さる。
「嘘をついてはいけない」って
いつか誰かに言ったことが、
雨で湿気った僕の居場所を、
埋め尽くすように雪崩れ込んだ。
足の踏み場もない真っ白な空間に落ちてきた、
僕だったいつかの死体たちがみんな仰向けに横たわって。
空洞になったはずの眼で、ずっと僕のことを睨んでくる。
「大層幸せな人生だろう」と、死んでいった僕に語りかける。
生きるよりも、生きるよりも、生きるよりも
幾許か困難な最期を、選ぶことができた僕なのだから。
生きるよりも幾許か困難な最期を選ぶことができた僕なのだから。
繰り返す。
真っ白に染まった、目の前の風景を、
僕はまた、二次元的に世界を見る。
閉鎖的な感情に支配されていたくて、
僕はまた扉を開ける手を破り捨てる。
ゴロゴロと転がり落ちる人々の足音に、
僕はまた、多次元的に嘲笑う。
開放的な感傷にずっと浸ってたくて、
僕はまた、
破り捨てた手を嘘みたいに痛がる。
(早くシねよって言い聞かせる。)
不自由な暮らしではなくて、
実るだけ実らされた果実が気づいたら零れ落ちるように
思い通りにいかない動きのまま。
「自分だけは上手くやれる」って、
他と比べられたくないから、
他を比べるような言葉だけで紡がれた思い通りの言葉を吐いた。
真っ白に染まった、目の前の風景を、
僕はまた、二次元的に世界を見る。
閉鎖的な感情に支配されていたくて、
僕はまた扉を開ける手を破り捨てる。
ゴロゴロと転がり落ちる僕だった足音に、
世界はまた、多次元的に嘲笑う。
開放的な感傷にずっと浸ってたくて、
僕はまた破り捨てた手を――――痛がる。
「もう終わってしまえばいいか。」
何度も考えたその一瞬に、
「まだ終わっていたくないや。」
無価値な道徳心が遮る。
取り立てて生に執着はないはずなのに、
死ぬことは息が止まる程に怖くて、
――年前どこかで立っていた
独りぼっちだった誰かに
僕はまた、破り捨てた手を差し伸べる。
――年前どこかで立っていた
独りぼっちだった誰かに
僕はまた、破り捨てた手を差し伸べる。
(早くシねよって言い聞かせる)
繰り返す。
【ナースロボ_タイプT】いつかそうだった平行線へ【オリジナル】
自作曲『いつかそうだった平行線へ』の歌詞です。
歌ってみた等の参考にお使いください。
なお、MV中の歌詞とは一部表記が異なる部分がありますが、どちらを参照していただいても問題ないです。
BPM=120
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