闇にひとしずく伝い落ちる雨
広がる波紋は浸る僕にも
押し寄せて波になる

緩やかに波打つ流れに
舞い踊らされる身体
糸の切れた操り人形は
ただの抜け殻

闇に浸る僕 舞う水の君
何かに流されて沈む
もう戻らない言葉を紡いで
深い底を目指す

夢にひとしずく刻まれた跡
傷つく痛みは溶けた君にも
押し寄せて目を覚ます

現実に流れる時間は
たゆたい過ぎていくもので
支えを失った人間は
道を見失う

夢に浸る僕 傷ついた君
何かに埋(うず)められて泣く
もう伝えない想いを消し去り
忘却の彼方へと

想いにひとしずく生まれた希望
想い願い祈り信じる僕ら
抱(いだ)いた声は本当

砕かれた硝子の欠片は
たやすく歪みを映し
正しい道を歩んでいても
絶望を撒く

時に浸る僕 夢に謳う君
何かに遮られて知る
もう分からない生きる意味にただ
疑問を問いながら

僕らは生きる
夢に 現実に 時間に
僕らは生きる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ひとしずく満ちた世界で

閲覧数:58

投稿日:2009/07/10 19:30:47

文字数:401文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました