君は願う
まだ明けぬ空の彼方
たゆたう水面は涙に似て
苦しみに赤を吐く

僕は唄う
その果てさえも知らぬまま
思い描く未来は遠く
滲んだ残照 解ける指

堕ちたのは空
沈むのは言の葉
ガラスの向こう 今も

掬い上げることも出来ぬこの手のひら
君はきっと嗤うだろう
それでも構わない
せめて君だけでも、この手で

僕は知る
無知も無力も只の言い訳
零すことなどないよう
指の隙間を閉じた

堕ちたのは空
沈むのは未だに
独りよがりな その人

掬い上げることも出来ぬこの手のひら
君はきっと嗤うだろう
ならばその身体、抱きしめよう
せめて君だけでも、この腕で

何も救えぬこの手のひら
僕はいつも 泣いていた
ならばこの指を絡めあおう
せめて君だけでも、愛せるよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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for you

君だけでも、救うことが出来るのならば。

閲覧数:193

投稿日:2011/03/19 00:15:40

文字数:332文字

カテゴリ:歌詞

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