決まったばかりのアタシの形
横からつつけば崩れてしまう
「触れないで」って叫んでみても
世界は独りを許してくれない
アタシはいつも逃げてばかりで
追いかけること諦めていた
孤独(ひとり)なようで一人になれぬ
形はすぐに崩れ去った
何度も何度も見てきた光景
崩れたアタシの欠片たちが
砂粒のように風に吹かれて
誰かの心に挟まっていく
僅かに残ったアタシのかけら
かき集めて ギュッと握って
また形を与える
これがほんとにアタシなのかわからないのに
なくさないように
離さないように
抱き締めてる
崩れたばかりのあたしの形
守りたいから逃げてしまおう
逃げ出してみて 一人になったら
思っていたより静かだった
どこまでいっても知らない光景
声が聞こえた 誰かの歌声が
アタシのことを歌ってる気がした
ひとりぼっちのための歌だった
確かに積もった誰かのかけら
かき集めて ギュッと握って
アタシは駆け出してた
これが誰のための歌かはわからないけど
なくさないように
離さないように
抱き締めてく
確かに出会った二人の「ひとり」
隣に立って 手を握って
アタシは歌い始めた
これが本当に望んだ物かわからないけど
なくさないように
離さないように
抱き締めてく
確かに混ざった二人のかけら
かき集めて ギュッと握って
また形を与える
これが本当にアタシなのかは知ったことじゃない
なくさないように
離さないように
抱き締めてく
なくさないように
忘れないように
歌を歌う
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kurogaki
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