知らなくていい　見えなくていい
夢に溺れて　消えたパラノイア
嘘なんかじゃない　信じてんじゃない
割れた硝子は　戻らないの

知らない景色眺めて
空想のまま居られたら…なんて

モノクロになる世界に一つ　そっと　柘榴が滲む
憎らしい程　綺麗な肌に　ナイフを寄せて

本当だったら　夢じゃないなら
全てが叶う　消えるパラノイア
好きになる程　遠退いていた
貴方の背中　長い髪

そっと唇寄せて
纏わり付く感触が痛い

深紅に染まる世界で一人　もっと　貴方に触れる
後悔だけを　ただぐるぐると　繰り返す
モノクロになる世界で　一粒の涙がにじむ
咽返る程　惨い景色に　取り憑かれてゆく

誰も知らない自分の陰に
気付いて　ただ…

何度も何度も繰り返してきたの　そんなパラノイア
全部嘘だと　全部幻と　騙してよ…

鮮明になる世界で一つ　ぎゅっと　握りしめてた
残酷にただ　脈打つ首に　ナイフを寄せて…