[ハロー・フィクション]

ハロー、フィクション
平たく日々の過ぎる中で
食べた 物語の意味は
真も 虚構も
いつか私の世界になって
キミもそれを見るのだろうか?

ハロー、フィクション!夢や現と
果たしてキミは現れた
半紙の裏 ノートの隅に描いた
"世界の切れ端"

ハロー、フィクション! キミの名前を
もちろん私は知っている
電子の羽で大空を翔けるのさ
アルバトロスのように

心 ざわめく朝 喧騒の裏側で
静かに高鳴る胸に 火が燈る!

まん丸ままの惑星衛星を 線でつないで恒星系!
その星座のなかで私はキミを 「待っていた!」

深海 砂原 遥けき文明に 生死を分かつ断崖も
キミはきっとどこまでも行ける
「マイ・ディアー・フィクション!」

夜天空漠 丘の向こうに
御伽に夢見た星はなく
街路の隙間を反射が駆け巡る
鈍色の世界

淡い空白 キミの名前を
短い言葉で紡ぐけど
現世の夜は絵画の黒よりも
時に暗く冷たい

誰も語らぬ朝 静寂の裏側で
だけど消えない光は 「ここにある!」

暗雲巨風 雷鳴の時にも
雲を透かして極星を
そうきっと今でも輝く夜は 「待っている!」

太陽が 呼吸を止めても
キミと描いた情景は
千里の先をきっと照らせる
「夢見るままに!」

まん丸ままの惑星衛星は相も変わらず単純で
だから今も変わらず世界はキミを 「待っている!」
上空 地底 遥けき黎明に 原始を映す境界も
そうキミはきっとどこまでだって行ける 「はずなのだから!」

ハロー、フィクション
逆さまに浮く恒星の向こうへ
ハロー、フィクション
明くること無き夜の向こうへ
ハロー、フィクション
陽炎に揺らぐ海の向こうへ
ハロー、フィクション
箒に跨り君のもとへ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

[ハロー・フィクション](歌詞)

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投稿日:2016/10/24 04:42:16

文字数:737文字

カテゴリ:歌詞

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