眠り花 花弁重く蕾膨らめど
瞼開く気配はなし 
小春日よりは 冬の足音 

目覚めの時はそこ
斜陽に濃く染まりし落ち葉衣は

ふわりふわり模様を変えて
透き通る陽の朱と共に
紅に地を染め 

はらりひらり ひらりはらり
艶やかに七変化 雪がひとひら
眠り花の首筋をくすぐり 
白景色に双眼を見開く薄化粧
はらりひらり はらりひらり

雪がひとひら 擽れば眠り花
白いかんばせを やっと上げ
桃色の唇で微笑んで

はらりひらり ひらりはらり
白銀の地に 凛と鈴音が響く
静かに柔らかく続く足跡 
まだ風冴ゆくも心和ぐ花よ
はらりひらり はらりひらり

はらりひらり ひらりはらり
小さな掌の 蕾を優しく包めば
ひとつふたつと愛しき口付け
 
はらりひらり はらりひらり


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

繭の蕾 曲が付きました@完成

閲覧数:211

投稿日:2012/12/06 17:50:40

文字数:336文字

カテゴリ:歌詞

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