目を開くとそこは
何もなかった
ただあるのは
枯れかけた木と
崩壊した建物
空は闇に包まれ
歪んだ月だけが
ゆらりゆらり浮かんでいた
握った砂が
手の中から滑り堕ちた
ここにはきっと
希望はなくて
切望だけが
浮かんでは消える
夢は幻想で
現実は理想
そうなっていれば
こんなとこに来なくても
良かったのに
全てがあって
全てなくて
何もかもを得て
何も得てなくて
矛盾があって
矛盾がなくて
夜と朝で
闇と光で
モラルとインモラルで
理想と現実で
完全と不完全で
全て果てしなくて
全て果てていて
全て導体で
全て不導体
全て終わってなくて
全て終わっていた
そんな不条理な世界
不純で混沌だけの世界
この世界はもう
終わっている
狂いすぎている
終わりすぎて
終わりがなかった
痛みがありすぎて
傷みすぎて
悼んでいた
この世界
見渡しても
手を握っても
涙を流しても
ただ虚しいだけだった
もう何もわからない
目を閉じた
もう終わりだと信じて
コメント0
関連動画0
オススメ作品
おにゅうさん&ピノキオPと聞いて。
お2人のコラボ作品「神曲」をモチーフに、勝手ながら小説書かせて頂きました。
ガチですすいません。ネタ生かせなくてすいません。
今回は3ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
↓「前のバージョン」でページ送りです...【小説書いてみた】 神曲
時給310円
後どれだけしたら 正しかったんだとそう思える
過ぎ去った季節が影伸ばした「一人」
どうやって歩くかは知っていたけど
同じ歩幅で歩くのは難しい
透明な日々は誰かが作った道で
「独り」じゃないよ
Ring of Light
点と点が呼び合って 今重なった線の光
耳を澄まして確かめた 透明なメロディー
今...Ring of Light 歌詞
かげぴーぼーる
棺から目を覚ます
隣に粗大ゴミのシール貼る君が
変わらない部屋の中
漂う死臭 窓を開け風を通す
別にこれと言って何もないけれど
君の目に映る僕はまだ
死んでなんかいなかったようで
腐った日々に上から落書きして
「ねえ見て」って言う君の笑顔を見ていたい
ずっと人間でいたい...「バリケード陥落済みスーパー屋上にて」歌詞
msy
君の神様になりたい
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。
kurogaki
1.
兄という言葉に 鬼と渾名をつけて
言葉を封印した
指名手配の傷 長男の疑い
自白は免れてる
けど 何処から漏れ出すか
わからず怯えてた
君と目が合う 笑う 鬼(あに)が嫌い?
怯える姿が重なる...鬼/兄 鬼ごっこ
mikAijiyoshidayo
ピノキオPの『恋するミュータント』を聞いて僕が思った事を、物語にしてみました。
同じくピノキオPの『 oz 』、『恋するミュータント』、そして童話『オズの魔法使い』との三つ巴ミックスです。
あろうことか前・後篇あわせて12ページもあるので、どうぞお時間のある時に読んで頂ければ幸いです。
素晴らしき作...オズと恋するミュータント(前篇)
時給310円
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想