目を開くとそこは
何もなかった

ただあるのは
枯れかけた木と
崩壊した建物
空は闇に包まれ
歪んだ月だけが
ゆらりゆらり浮かんでいた
握った砂が
手の中から滑り堕ちた


ここにはきっと
希望はなくて
切望だけが
浮かんでは消える
夢は幻想で
現実は理想
そうなっていれば
こんなとこに来なくても
良かったのに


全てがあって
全てなくて
何もかもを得て
何も得てなくて
矛盾があって
矛盾がなくて
夜と朝で
闇と光で
モラルとインモラルで
理想と現実で
完全と不完全で
全て果てしなくて
全て果てていて
全て導体で
全て不導体
全て終わってなくて
全て終わっていた


そんな不条理な世界
不純で混沌だけの世界
この世界はもう
終わっている
狂いすぎている
終わりすぎて
終わりがなかった
痛みがありすぎて
傷みすぎて
悼んでいた
この世界


見渡しても
手を握っても
涙を流しても
ただ虚しいだけだった
もう何もわからない

目を閉じた
もう終わりだと信じて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

終焉の世界

少女(または少年)が異世界に飛ばされてしまう
そして傷みすぎている世界を見てその世界の終わりを願い涙を流す・・・

という、わけ分からん意味不明なものです。

ちなみに「目を開くとそこは何もなかった」「目を閉じたもう終わりだと信じて」は話し言葉(らしきもの)です。

コラボ用の歌詞です。

閲覧数:89

投稿日:2009/08/04 13:37:11

文字数:442文字

カテゴリ:歌詞

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