悪ノ…の二次創作小説 「悪ノ子供」

投稿日:2008/05/01 00:18:55 | 文字数:1,467文字 | 閲覧数:1,413 | カテゴリ:(未選択)

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もう色々と妄想が湧き出てきてしまいました。

で、何故かリンの子供時代になりました。レンは名前さえまだ出てきてないですね。

とても素敵な曲なのに、拙い文ですみません。

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TEXT
 

 【 注 意 】
この小説はmothy_悪ノP様の「悪ノ娘」、及び「悪ノ召使」の二次創作です。
原作者様であるmothy_悪ノP様には全く関係はなく、また本来のmothy_悪ノP様の構想とは異なっていると思います。つまり私の勝手な妄想です。
勝手に創作する事をお許しください。何かあればすぐにでも消します。

 原作者:mothy_悪ノP様
 ・「悪ノ娘」http://piapro.jp/a/content/?id=sjgxgstfm2fg2is4
 ・「悪ノ召使」http://piapro.jp/a/content/?id=ktapoh00jbyf60v3



 生まれたときから、私の運命は決まっていた。
 待ち焦がれた後継ぎの誕生に、国中で豪華絢爛なパレードが催され、贅の限りを尽くした祭りが行われた。
 この時すでに国王は初老と呼ばれる年齢に差し掛かっおり、私が生まれた後にはついに子供は生まれなかった。
 ただ1人の後継ぎの私。
 大事に大事に育てられ、世の中に醜い事は何一つ触れることなく、煌びやかな日々だけに浸かり、それ以外の世界があることも知らずに育っていった。


 母上が倒れ、治療の甲斐もなく余命を宣告された。
 父上は相変わらず新しい愛人にしか目をくれず、たまに来ても私だけを可愛がり、母上にはまったく目をくれない。
 数人の召使だけが母上を心配してくれた。
 私もずっと母上と一緒にいたかったのだけれど、王女としての日々を過ごす事を父上や大臣達から命じられ、一日のうちに母上と一緒にいられる時間は、就寝時間のごく僅かだけだった。

「王女はいつも笑顔でいること。いつもいつもそう言われるのよ」
 母上の寝ているベッドの横に、何度も頼み込んでようやく私のベッドを置かしてもらえた。
 こうやって並んで一緒に寝るのは初めてだったので、母上が病気だと知っていたけれど、はしゃぐ気持ちは抑えられなかった。
「みんないつも私の欲しい物をくれるの。だから言われなくても笑顔は作れるわ」
 返事を返すのも辛いはずなのに、母上は子供が話すとりとめのない話を笑顔でじっと聞いてくれた。
「でもね、一番欲しい物は誰もくれないの」
「あら、そうなの?みんなリンが大好きだから、言えばきっとくれるでしょうに」
 欲しい物はなあに?と母上は聞いてきた。
「……きょうだい」
「え?」
「いつも来る召使の子たち、みんなきょうだいがいるのよ!みんないるのに私だけいないの。きょうだいにしか分からない事とか話してとても楽しそう」
「リン……」
「父上に言っても、困った顔をされただけだったわ」
 父上の周りにいた女の人たちは、そんな私を見て笑っていた。小さい私はその笑いの意味は分からなかったけれど、すごく嫌な気分だったのは覚えている。
「……リン。これからお話しすることを秘密にするって約束できるかしら?」
「え?」
 キョトンとする私に、母上は起き上がるのもつらいのに体を起し、わざわざ私のベッドに入ってきた。
「父上にも、大臣にも、他の誰かにも言ってはいけない母上との秘密よ。リンには守れる?」
 母上との秘密。たった二人だけの秘密。
 私は大きく頷いた。たった二人だけの秘密なんて、嬉しくて誰かに話すなんて言われなくてもしたくなかった。
「絶対に守るわ。私は嘘はつかないもの」
「そうね。リンは嘘はつかない良い子ですものね」
 そう言って微笑んだ母上は、そっと私の耳元でこう言った。


「あなにはね、双子の弟がいるのよ」
 

(プロフィールはありません)

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